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Sun Cluster 3.0 5/02 補足情報

第 7 章 データサービス開発

この章では、Sun Cluster 3.0 5/02 アップデートリリースに追加された新しいデータサービス開発について説明します。この章の情報は『Sun Cluster 3.0 12/01 データサービス開発ガイド』についての補足です。

この章では、次の項目の新しい情報について説明します。

データサービス開発ライブラリ (DSDL)

以下の情報は、このUpdate リリース以降のすべての更新に適用されます。

高可用性ローカルファイルシステムの有効化 (5/02)

次の機能は、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースから導入されます。これらの機能は、今回を含む Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの今後のすべての Update リリースに適用されます。

HAStoragePlus リソースタイプを使用すると、ローカルファイルシステムを Sun Cluster 環境内で高可用性にすることができます。このためには、ローカルファイルシステムのパーティションがグローバルディスクグループに存在し、アフィニティスイッチオーバーが有効で、Sun Cluster 環境がフェイルオーバー用に構成されている必要があります。これにより、マルチホストディスクに直接接続された任意のホストから、マルチホストディスク上にある任意のファイルシステムにアクセスできるようになります。入出力が多いデータサービスでは高可用性のローカルファイルシステムを使用することを強く推奨します。また、『Sun Cluster 3.0 12/01 データサービスのインストールと構成』の登録と構成の手順には HAStoragePlus リソースタイプの構成が追加されます。

リソースタイプの設計

以下の情報は、このUpdate リリース以降のすべての更新に適用されます。

VALIDATE メソッド (5/02)

次の機能は、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースから導入されます。これらの機能は、今回を含む Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの今後のすべての Update リリースに適用されます。

ローカルファイルシステムを HAStoragePlus で管理している場合、scds_hasp_check を使用すると、HAStoragePlus リソースの状態をチェックできます。当該リソース用に定義されている Resource_dependencies または Resource_dependencies_weak のシステム属性を使用することによって、当該リソースが依存しているすべての SUNW.HAStoragePlus リソース状態 (オンラインかどうか) についての情報が得られます。scds_hasp_check 呼び出しから戻される状態コードの完全な一覧については、scds_hasp_check(3HA) のマニュアルページを参照してください。

DSDL リファレンス

以下の情報は、このUpdate リリース以降のすべての更新に適用されます。

汎用関数 (5/02)

次の機能は、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースから導入されます。これらの機能は、今回を含む Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの今後のすべての Update リリースに適用されます。

次の関数は、リソースが使用している SUNW.HAStoragePlus リソースについての状態情報を取得します。

標準プロパティ

以下の情報は、このUpdate リリース以降のすべての更新に適用されます。

汎用関数 (5/02)

次の機能は、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースから導入されます。これらの機能は、今回を含む Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの今後のすべての Update リリースに適用されます。

サポートされる Resource Group プロパティの一覧に、新しいリソースグループプロパティ Auto_start_on_new_cluster が追加されます。

表 7-1 リソースグループプロパティ

プロパティ名 

説明 

更新の可否 

カテゴリ 

Auto_start_on_new_cluster

このプロパティを使用すると、新しいクラスタを形成するとき、Resource Group の自動起動を無効にすることができます。デフォルトは TRUE です。TRUE の場合、クラスタが再起動するとき、Resource Group Manager はそのリソースグループを自動的に起動して、Desired_primaries を有効にしようと試みます。FALSE の場合、クラスタが再起動するとき、Resource Group Manager は Resource Group を自動的に再起動しません。

可 

省略可能 

汎用データサービス

この機能は、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースから導入されます。この機能は、今回を含む Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの今後のすべての Update リリースに適用されます。付録 F 「汎用データサービス」を参照してください。