次の変更は、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースから導入されます。この変更は、今回を含む Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの今後のすべての Update リリースに適用されます。
Solaris Volume Manager - Solaris 9 の場合、Solaris Volume Manager ソフトウェアはすでに Solaris ソフトウェアインストールの一部としてインストールされています。SunPlex Manager を使用すると、3 つまでのメタセットおよび関連するメタデバイスを構成でき、さらに、それぞれにクラスタファイルシステムを作成およびマウントできます。
SunPlex Manager を使用して Sun Cluster HA for NFS データサービスまたは Sun Cluster HA for Apache スケーラブルデータサービスをインストールするには、SunPlex Manager を使用して Solaris Volume Manager ミラー化ディスクセットも構成する必要があります。
Solaris Volume Manager をサポートするためには、SunPlex Manager に必要な /sds パーティションに少なくとも 20M バイトが必要です。
メタセット名 - SunPlex Manager が作成する 3 つのメタセット名のうちの 2 つは次のように変更されました。
stripe-1 メタセット名は mirror-2 になりました。
concat-1 メタセット名は mirror-3 になりました。
次の表に、SunPlex Manager が作成する各メタセットの名前とクラスタファイルシステムマウントポイントのリストを示します (ノードに接続されている共有ディスクの数で異なる)。
表 4-1 SunPlex Manager がインストールするメタセット
共有ディスク |
メタセット名 |
クラスタファイルシステムマウントポイント |
目的 |
---|---|---|---|
共有ディスクの 1 番目のペア |
mirror-1 |
/global/mirror-1 |
Sun Cluster HA for NFS または Sun Cluster HA for Apache のスケーラブルデータサービス、または両方 |
共有ディスクの 2 番目のペア |
mirror-2 |
/global/mirror-2 |
未使用 |
共有ディスクの 3 番目のペア |
mirror-3 |
/global/mirror-3 |
未使用 |