次の手順に従って、実行中のクラスタに新しい StorEdge 9910/9960 Array を追加します。
便宜上、作業を開始するノードを「ノード A」、もう一方のノードを「ノード B」とします。
StorEdge 9910/9960 Array に電源を入れます。
起動には数分間かかります。
StorEdge 9910/9960 Array に電源を入れる方法については、サービスプロバイダにお問い合わせください。
新しい StorEdge 9910/9960 Array を構成します。
必要な論理ボリュームを作成する方法については、サービスプロバイダにお問い合わせください。
ノード A とノード B 上で実行されているリソースグループおよびデバイスグループを特定します。
この情報を記録します。この情報は、手順 28 でこれらのノードにリソースグループとデバイスグループを返すときに必要になります。
# scstat |
すべてのリソースグループおよびデバイスグループをノード A から削除します。
# scswitch -S -h from-node |
ノード A にホストアダプタを取り付ける必要があるかどうかを確認します。
ホストアダプタがノード A の最初の JNI ホストアダプタかどうかを確認します。
最初の JNI ホストアダプタでない場合は、手順 11 に進みます。
最初の JNI ホストアダプタである場合は、サポートパッケージを取り付け、ドライバを構成します。具体的な方法については、サービスプロバイダにお問い合わせください。
ノード A 上の Sun Cluster ソフトウェアを停止し、ノード A を停止します。
# shutdown -y -g0 -i0 |
ノードを停止する手順については、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
ノード A の電源を切ります。
ノード A にホストアダプタを取り付けます。
ホストアダプタの取り付け方法については、ホストアダプタの付属マニュアルを参照するか、製造元の Web サイトにて更新情報を参照してください。
必要に応じてノード A に電源を入れ、起動します。
{0} ok boot -x |
詳細は、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
ノード A に StorEdge 9910/9960 Array を接続します。
StorEdge 9910/9960 Array とクラスタノードをつなぐ光ファイバケーブルの接続方法については、サービスプロバイダにお問い合わせください。
ファイバチャネルアダプタと StorEdge 9910/9960 Array を構成します。
アダプタと StorEdge 9910/9960 Array の構成方法については、サービスプロバイダにお問い合わせください。
ノード A を停止します。
# shutdown -y -g0 -i0 |
ノード A で再構成起動を行い、新しい Solaris デバイスファイルとリンクを作成します。
{0} ok boot -r |
新しい論理ボリュームにラベルを付けます。
新しい論理ボリュームにラベルを付ける方法については、サービスプロバイダにお問い合わせください。
(省略可能) ノード A 上で、新しい StorEdge 9910/9960 Array にデバイス ID (DID) が割り当てられていることを確認します。
# scdidadm -l |
ノード B にホストアダプタを取り付ける必要があるかどうかを確認します。
ホストアダプタがノード B の最初の JNI ホストアダプタかどうかを確認します。
最初の JNI ホストアダプタでない場合は、手順 19 に進みます。
最初の JNI ホストアダプタである場合は、サポートパッケージを取り付け、ドライバを構成します。具体的な方法については、サービスプロバイダにお問い合わせください。
すべてのリソースグループおよびデバイスグループをノード B から削除します。
# scswitch -S -h from-node |
ノード B 上の Sun Cluster ソフトウェアを停止し、ノード B を停止します。
# shutdown -y -g0 -i0 |
ノードを停止する手順については、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
ノード B の電源を切ります。
詳細は、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
ノード B にホストアダプタを取り付けます。
ホストアダプタの取り付け方法については、ホストアダプタおよびノードの付属マニュアルを参照してください。
必要に応じてノード B に電源を入れ、起動します。
{0} ok boot -x |
詳細は、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
ノード B に StorEdge 9910/9960 Array を接続します。
StorEdge 9910/9960 Array とクラスタノードをつなぐ光ファイバケーブルの接続方法については、サービスプロバイダにお問い合わせください。
ノード B を停止します。
# shutdown -y -g0 -i0 |
再構成起動を実行し、ノード B 上に新しい Solaris デバイスファイルおよびリンクを作成します。
{0} ok boot -r |
(省略可能) ノード B 上で、新しい StorEdge 9910/9960 Array にデバイス ID (DID) が割り当てられていることを確認します。
# scdidadm -l |
手順 3 で特定したリソースグループとデバイスグループをノード B に返します。
# scswitch -z -g resource-group -h nodename # scswitch -z -D device-group-name -h nodename |
詳細は、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
ボリューム管理作業を実行し、クラスタに新しい論理ボリュームを組み込みます。
詳細については、Solstice DiskSuite/Solaris Volume Manager または VERITAS Volume Manager のマニュアルを参照してください。