Sun Cluster 3.1 データサービスのインストールと構成

特殊な要件

この節では、Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters 固有の要件を示します。

32 ビットモードまたは 64 ビットモード

Oracle コンポーネント (Oracle UDLM と RDBMS) にどのアーキテクチャを使用するか決定するにあたり、以下の点に注意してください。

ログファイルの場所

次に、データサービスログファイルの場所を示します。

ノード障害と回復の手順

Oracle Parallel Server/Real Application Clusters 環境でノード障害が発生した場合には、Sun Cluster フェイルオーバーデータサービスによって使用される IP フェイルオーバーを使用せずに、別のサーバーに再接続するように Oracle クライアントを構成できます。このフェイルオーバー処理については、『Sun Cluster 3.1 の概念』を参照してください。Oracle Parallel Server/Real Application Clusters 環境では、複数の Oracle インスタンスが協力して同じ共有データベースへのアクセスを提供します。Oracle クライアントは、任意のインスタンスを使用してデータベースにアクセスできます。したがって、1 つまたは複数のインスタンスで障害が発生しても、クライアントは残りのインスタンスに接続することによって、引き続きデータベースにアクセスできます。


注 –

1 つのノードで障害が発生する場合は、ノードをメンテナンスモードでブートし、問題を解決してください。詳細は、『Sun Cluster 3.1 のシステム管理』を参照してください。



注 –

このデータサービスをインストールする場合は、ノードを再起動する前にOracle RDBMS ソフトウェアのインストールと、Oracle データベースの作成 よりも前に説明されている作業手順をすべて行なってください。これらをすべて実行しないと、ノードはパニックを引き起こします。ノードがパニックを起こした場合は、メンテナンスモードでブートして問題を解決する必要があります。


Sun Cluster 3.1 における Oracle Parallel Fail Safe/Real Application Clusters Guard オプションの使用

Sun Cluster 3.1 で Oracle Parallel Fail Safe/Real Application Clusters Guard オプションを使用する場合は、以下の点に注意してください。