クラスタインターコネクト上で動的再構成 (DR) を実行するときには、いくつかの問題を考慮する必要があります。
Solaris の DR 機能の説明で述べられているすべての必要条件、手順、制限は Sun Cluster の DR サポートにも適用されます (オペレーティング環境での休止操作を除く)。したがって、Sun Cluster ソフトウェアで DR 機能を使用する前には必ず、Solaris の DR 機能についての説明を熟読してください。特に、DR 削除操作中に、ネットワークに接続されていない入出力デバイスに影響する問題については、熟考してください。
Sun Cluster は、アクティブなプライベートインターコネクトインタフェース上で実行された DR ボード削除操作を拒否します。
DR のボード削除操作によってアクティブなプライベートインターコネクトインタフェースに影響がある場合には、Sun Cluster は操作を拒否し、操作によって影響を受けるインタフェースを特定します。
Sun Cluster の個々のクラスタノードには、他のすべてのクラスタノードに対する有効なパスが、少なくとも 1 つは存在していなければなりません。ほかのクラスタノードへの最後のパスをサポートするプライベートインターコネクトインタフェースを無効にしてはなりません。
パブリックネットワークインタフェース上で DR 操作を実行するときは、次の手順をその順番どおりに行います。
表 5–2 作業マップ: パブリックネットワークインタフェースへの動的再構成
作業 |
参照箇所 |
---|---|
1. アクティブなインターコネクトからインタフェースを無効にして削除 | |
2. パブリックネットワークインタフェース上で DR 操作を実行 |
「Solaris 8 on Sun Hardware」コレクションと「Solaris 9 on Sun Hardware」コレクションの『Sun Enterprise 10000 DR 構成マニュアル』と『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration リファレンスマニュアル』 |