Sun Cluster 3.1 のシステム管理

例 — 定足数デバイスの削除

次に、2 つ以上の定足数デバイスが構成されているクラスタから定足数デバイスを削除する例を示します。


任意のノード上でスーパーユーザーになり削除するノードを保守状態にする
[削除する定足数デバイスを判別する:]
# scconf -pv | grep Quorum
[scsetup ユーティリティを実行する:]
# scsetup
「定足数」を選択し、次に「定足数ディスクを削除」を選択する.
プロンプトが表示されたら「yes」と答える
[sconf コマンドが正常に終了したことを確認:]
 
scconf -r -q globaldev=d4
 
    コマンドの実行が正常に終了したら scsetup を終了する
scsetup 定足数メニューとメインメニューを終了する
[定足数デバイスが削除されたことを確認する:]
# scstat -q
 
-- 定足数の要約 --
 
  可能な定足数投票:      3
  必要な定足数投票数:        2
  存在する定足数投票数:       3
 
-- ノードによる定足数の投票数 --
 
                    ノード名           存在する 可能な 状態
                    ---------           ------- -------- ------
  ノードの投票数:       phys-schost-1       1        1       オンライン
  ノードの投票数:       phys-schost-2       1        1       オンライン
 
-- デバイスによる定足数の投票数 --
 
                 デバイス名         存在する 可能な 状態
                 -----------         ------- -------- ------
  デバイスの投票数:  /dev/did/rdsk/d3s2  1        1       オンライン