Sun ONE Application Server リソースを作成するときに、コマンド行の scrgadm -x parameter =value を使用して、拡張プロパティを構成します。拡張プロパティの詳細は、SUNW.s1as(5M) のマニュアルページを参照してください。Sun Cluster にどのようなデータサービスプロパティがあるかについては、『Sun Cluster 3.1 データサービスの計画と管理』の「標準プロパティ」を参照してください。
表 1–2 に、Sun Cluster HA for Sun ONE Application Serverで構成できる拡張プロパティを示します。Sun Cluster HA for Sun ONE Application Server リソースの作成に必須の拡張プロパティは、Confdir_list プロパティだけです。Confdir_list プロパティでは、Sun ONE Application Server 構成ファイルが置かれているディレクトリを指定します。調整の項目は、プロパティを動的に更新できるのか、それとも作成時に限って更新できるのかを示します。
表 1–2 Sun Cluster HA for Sun ONE Application Server の拡張プロパティ
名前/データタイプ |
説明 |
---|---|
Confdir_ list (文字配列) |
所定の Sun ONE Application Server インスタンスに対応する構成が置かれているパス。このプロパティにはエントリを 1 つ指定する必要があります。
初期値: None 範囲: なし 調整: 作成時 (At_ creation) |
Monitor_Uri_List (文字配列) |
Monitor_Uri_List プロパティによって指定された HTTP 要求をエージェントが取得する URI。
初期値: なし 範囲 :なし 調整: 任意の時点 (Anytime) |