Sun Cluster 3.1 Data Service for Sun ONE Message Queue ガイド

Sun ONE Message Queue のインストールと構成

Sun ONE Message Queue は、Java 2 Enterprise Edition (J2EE™) 1.3 に準拠したメッセージングサービスです。このキューは、エンタープライズカスタマーのニーズに応えるよう設計されていて、Sun Cluster ソフトウェアの制御下も実行できます。この節では、Sun ONE Message Queue をインストールし、Sun Cluster HA for Sun ONE Message Queue として実行するための手順について説明します。


注 –

Sun ONE Message Queue と別のメッセージングサービスサーバーを実行しているときに、これらが同じネットワークリソースを使用している場合は、それぞれ異なるポートで待機するように構成してください。異なるポートで待機するように構成しないと、2 つのサービスの間でポートの衝突が発生します。


Sun ONE Message Queue は、次の手順に従ってインストールします。

Sun ONE Message Queue をインストールする

次の手順に従って、Sun ONE Message Queue をインストールします。ここでは、Sun ONE Message Queue 固有の情報だけを提供します。詳細については、Sun ONE Message Queue のマニュアルを参照してください。


注 –

/etc/imq/imqbrokerd.conf ファイル内の AUTOSTART プロパティの値には YES を設定しないでください。AUTOSTART プロパティの値はデフォルトで NO に設定されています。したがって、データサービスの構成が完了するまで Sun Cluster HA for Sun ONE Message Queue がアプリケーションを起動または停止することはありません。


  1. Sun ONE Message Queue パッケージをクラスタのすべてのノードにインストールします (インストールされていない場合)。

  2. メッセージキューを格納するグローバルファイルシステムの場所を指定します (例: /global/s1mq)。

    このファイルシステム用のディレクトリを作成できます。

  3. 任意のノードで IMQ_VARHOME を設定し、 imqbrokerd コマンドを実行して構成ディレクトリとファイルを生成します。


    # IMQ_VARHOME=/global/s1mq
    # export IMQ_VARHOME
    # imqbrokerd -name hamq1
    
  4. $IMQ_VARHOME/instances/hamq1/props/config.properties を編集して、imq.jms.tcp.hostname プロパティに論理ホスト名を設定します。