test

Sun Cluster 3.1 Data Service for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters ガイド

付録 A Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters 拡張プロパティ

Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters の各リソースタイプに設定できる拡張プロパティは以下のとおりです。

注 –

SUNW.rac_framework リソースタイプには、拡張プロパティがありません。

拡張プロパティの中には動的に変更できるものもありますが、それ以外の拡張プロパティは、リソースを作成するか無効にするときにしか更新できません。詳細は、リソースが使用不可の場合にだけ調整可能な拡張プロパティを変更するを参照してください。「調整」の欄は、各プロパティをいつ更新できるかを示しています。

システム定義のプロパティの詳細については、r_properties(5) および rg_properties(5) のマニュアルページを参照してください。

表 A–1 SUNW.rac_udlm 拡張プロパティ

名前/データタイプ 

説明 

Failfastmode (enum)

UNIX Distributed Lock Manager (Oracle UDLM) が実行されているノードのフェイルファストモード 。フェイルファーストモードは、該当ノードに発生した重大な問題に対応するアクションを定義します。このプロパティの値は次のとおりです。 

  • off – フェイルファストモードは無効です。

  • panic – ノードは強制的にパニックになります。

初期値: panic

調整: 任意の時点 (Anytime)

Num_ports (integer)

Oracle UDLM が使用する通信ポートの番号。

初期値: 32

範囲: 16 – 64

調整: 無効時 (When_ disabled)

Oracle_config_file (string)

Oracle DLM(distributed lock manager) が使用する構成ファイル。 構成ファイルは、Oracle ソフトウェアのインストール時にインストールされ、すでに存在している必要があります。このファイルは、Oracle ソフトウェアをインストールするときにインストールされます。 詳細については、Oracle ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

初期値: /etc/opt/SUNWcluster/conf/udlm.conf

調整: 任意の時点

Port (integer)

Oracle UDLM で使用する通信ポート番号。  

初期値: 6000

範囲: 1024 – 65500

調整:無効時 (When_ disabled)

Schedclass Schedclass (enum)

priocntl (1) コマンドに渡される Oracle UDLM のスケジューリングクラス。このプロパティの値は次のとおりです。

  • RT – リアルタイム

  • TS – タイムシェアリング

  • IA – インタラクティブ

初期値: RT

調整: 無効時 (When_ disabled)

Schedpriority (integer)

このプロパティは、priocntl コマンドへ渡される Oracle UDLM のスケジューリングプロパティを指定します。

初期値: 11

範囲: 0 – 59

調整: 無効時 (When_ disabled)

Udlm_abort_step_timeout (integer)

Oracle UDLM 再構成中止ステップのタイムアウト (秒)。

初期値: 325

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Udlm_start_step_timeout (integer)

Oracle UDLM 再構成の起動ステップのタイムアウト (秒)。

初期値: 100

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Udlm_step1_timeout (integer)

Oracle UDLM 再構成のステップ 1 のタイムアウト (秒)。 

初期値: 100

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Udlm_step2_timeout (integer)

Oracle UDLM 再構成のステップ 2 のタイムアウト (秒)。 

初期値: 100

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Udlm_step3_timeout (integer)

Oracle UDLM 再構成のステップ 3 のタイムアウト (秒)。 

初期値: 100

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Udlm_step4_timeout (integer)

Oracle UDLM 再構成のステップ 4 のタイムアウト (秒)。 

初期値: 100

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Udlm_step5_timeout (integer)

Oracle UDLM 再構成のステップ 5 のタイムアウト (秒)。 

初期値: 100

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

表 A–2 SUNW.rac_cvm 拡張プロパティ

名前/データタイプ 

説明 

Cvm_abort_step_timeout (integer)

Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters の VERITAS Volume Manager (VxVM) コンポーネント再構成の中止ステップのタイムアウト (秒)。

初期値: 40

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Cvm_return_step_timeout (integer)

Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters の VERITAS Volume Manager コンポーネント再構成の復帰ステップのタイムアウト (秒)。

初期値: 40

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Cvm_start_step_timeout (integer)

Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters の VERITAS Volume Manager コンポーネント再構成の開始ステップのタイムアウト (秒)。

初期値: 120

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Cvm_step1_timeout (integer)

Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters の VERITAS Volume Manager コンポーネント再構成ステップ 1 のタイムアウト (秒)。 

初期値: 100

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Cvm_step2_timeout (integer)

Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters の VERITAS Volume Manager コンポーネント再構成ステップ 2 のタイムアウト (秒)。 

初期値: 100

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Cvm_step3_timeout (integer)

Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters の VERITAS Volume Manager コンポーネント再構成ステップ 3 のタイムアウト (秒)。 

初期値: 240

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Cvm_step4_timeout (integer)

Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters の VERITAS Volume Manager コンポーネント再構成ステップ 4 のタイムアウト (秒)。 

初期値: 320

範囲: 100 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Cvm_stop_step_timeout (integer)

Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters の VERITAS Volume Manager コンポーネント再構成の停止ステップのタイムアウト (秒)。 

初期値: 40

範囲: 30 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Reservation_timeout (integer)

Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters の再構成の予約ステップのタイムアウト (秒)。

初期値: 325

範囲: 100 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)

Vxclust_num_ports (integer)

vxclust プログラムが使用する通信ポートの番号。

初期値: 32

範囲: 16 – 64

調整: 無効時 (When_ disabled)

Vxclust_port (integer)

vxclust プログラムで使用する通信ポート番号。

初期値: 5568

範囲: 1024 – 65535

調整:無効時 (When_ disabled)

Vxconfigd_port (integer)

VxVM コンポーネント構成デーモン vxconfigd で使用する通信ポート番号。

初期値: 5560

範囲: 1024 – 65535

調整:無効時 (When_ disabled)

Vxkmsgd_port (integer)

VxVM コンポーネントメッセージングデーモン vxkmsgd で使用する通信ポート番号。

初期値: 5559

範囲: 1024 – 65535

調整: 無効時 (When_ disabled)

表 A–3 SUNW.rac_hwraid 拡張プロパティ

名前/データタイプ 

説明 

Reservation_timeout (integer)

Sun Cluster Support for Oracle Parallel Server/Real Application Clusters の再構成の予約ステップのタイムアウト (秒)。

初期値: 325

範囲: 100 – 99999 秒

調整: 任意の時点 (Anytime)