Sun Cluster 3.1 10/03 ソフトウェアのインストール

ディスクセット内のディスクドライブのパーティションを再分割する

metaset(1M) コマンドは、ディスクセット内のディスクドライブのパーティションを再分割し、各ディスクドライブの小さな領域をスライス 7 として Solstice DiskSuite ソフトウェア用に予約します。各ディスクドライブの残り領域はスライス 0 に組み込まれます。ディスクドライブをより効果的に利用するために、この手順に従ってディスクの配置を変更してください。スライス1 から 6 に領域を割り当てることで、Solstice DiskSuite メタデバイスまたは Solaris Volume Manager ボリュームを設定するときにこれらのスライスを使用できるようになります。

  1. クラスタノードのスーパーユーザーになります。

  2. format コマンドを使用し、ディスクセット内の各ディスクドライブのディスクパーティションを変更します。

    ディスクドライブのパーティションを再分割する際は、以下の条件を満たすことで、metaset(1M) コマンドでディスクのパーティションを再分割できないようにする必要があります。

    • 状態データベースの複製を格納するのに十分な大きさ (約 2M バイト) の、シリンダ 0 から始まるスライス 7 を作成します。

    • スライス 7 の Flag フィールドを wu (読み書き可能、マウント不可) に設定します。読み取り専用には設定しないでください。

    • スライス 7 がディスクドライブ上の他のスライスとオーバーラップしないようにします。

    詳細については、format(1M) のマニュアルページを参照してください。

  3. md.tab ファイルを使用してメタデバイスまたはボリュームを定義します。

    md.tab ファイルを作成するに進みます。