Sun Cluster 3.1 Data Service for Apache Tomcat ガイド

TestCmd 変数と ReturnString 変数の選択方法

ReturnString はいくつかの方法で選択できます。

  1. アプリケーションの起動ページを利用し、TestCmd にget /startpage を設定します。この場合は、起動ページに含まれる文字列を ReturnString に設定します。この方法で、Apache Tomcat がユーザーのアプリケーションに対してサービスを提供していることを確認できます。

  2. Apache Tomcat のデフォルトの起動ページを使用し、TestCmd に get /default-startpage を設定します。この場合は、起動ページに含まれる文字列を ReturnString に設定します。この文字列は、配備された Apache Tomcat バージョンによって異なります。3.x の場合は Tomcat home であり、4.x の場合は CATALINA です。この方法で、Apache Tomcat がデフォルトのアプリケーションに対してサービスを提供していることを確認できます。

  3. Apache Tomcat にテスト用のアプリケーションを配備します。(Sun Cluster Apache Tomcat エージェントには付属していません) get /startpage-of-the-application を TestCmd に設定します。この場合は、起動ページに含まれる文字列を ReturnString に設定します。この方法で、Apache Tomcat がユーザーのテストアプリケーションに対してサービスを提供していることを確認できます。

  4. 上記のどの方法も適切でない場合は、get /a-page-which-does-not-exists を TestCmd に設定します。この場合は、Error Page に含まれる文字列を ReturnString に設定します。この方法では、存在しないページが配布されたことがわかるため、Apache Tomcat が稼動していることを確認できます。

ブラウザで hostname:port を指定して接続すれば、異なるページを評価できます。