Sun Cluster 3.1 Data Service for SWIFTAlliance アクセスガイド

Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access の概要

HA エージェントは SWIFTAlliance Access バージョン 4 およびバージョン 5 で動作します。SWIFTAlliance Access は DCE に依存するので、Solaris 対応の IBM DCE バージョン v3.2 ソフトウェアがインストールされている必要があります。SWIFTAlliance AccessTM は SWIFT の商標です。

Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access データサービスのメカニズムによって、Sun Cluster サービスの順序正しい起動、停止、障害モニター、自動フェイルオーバーを実行できます。次の Sun Cluster コンポーネントは、Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access データサービスによって保護されます。

表 1–2 コンポーネントの保護

コンポーネント 

保護するデータサービス 

DCE デーモン 

Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access  


注 –

HA エージェントが提供する障害モニターは、DCE コンポーネント専用です。したがって、SWIFTAlliance Access が停止した場合、自動的な再起動は行なわれません。この動作は、SWIFT から明示的に要求されたものです。 Sun Cluster ソフトウェアに不慣れなユーザーは、クラスタ上で稼働していない場合と同様にこのアプリケーションを操作できます。HA エージェントは、起動、停止、フェイルオーバー、およびスイッチオーバーを実行します。したがって、ノードで障害が発生すると、他のノードでアプリケーションが自動的に起動します。