次の手順で、Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access をフェイルオーバーデータサービスとして構成します。この手順は、Sun Cluster の初期インストール時にデータサービスパッケージをインストールしている場合を想定しています。
Sun Cluster の初回のインストール時に Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access パッケージをインストールしていない場合は、scinstall を使用して Sun Cluster に Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access パッケージをインストールする に進んでください。
それ以外の場合は、次の手順で、フェイルオーバーサービスとして Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access データサービスを構成します。手順 1 から 6 は、通常は IBM DCE と SWIFTAlliance Access ソフトウェアをインストールするための準備として、すでに行われています。SWIFTAlliance Access をインストールして構成する を参照してください。したがって、通常は手順 7 から実行します。
Sun Cluster のホストとなるクラスタノードの 1 つで、スーパーユーザーになります。
# scrgadm -a -t SUNW.gds |
SUNW.HAStoragePlus というリソースタイプを登録します。
# scrgadm -a -t SUNW.HAStoragePlus |
# scrgadm -a -g swift-rg |
Sun Cluster ディスク記憶装置用のリソースを作成します。
# scrgadm -a -j swift-ds \ -g swift-rg \ -t SUNW.HAStoragePlus \ -x FilesystemMountPoints=/global/saadg/alliance |
Sun Cluster 論理ホスト名用のリソースを作成します。
# scrgadm -a -L -j swift-lh-rs \ -g swift-rg \ -l swift-lh |
SWIFTAlliance Access 用のリソースを作成します。
最も簡単な方法は、SWIFTAlliance Access HA エージェントに組み込まれている登録スクリプトを実行することです。 このスクリプトを実行する前に、リソース名が /opt/SUNWscsaa/util/saa_config に設定されている名前と一致していることを確認してください。
# /opt/SUNWscsaa/util/saa_register |
Sun Cluster ディスク記憶装置と 論理ホスト名のリソースが組み込まれたフェイルオーバーリソースグループを有効にします。
# scswitch -Z -g swift-rg |
手動で SWIFTAlliance Access インスタンスを起動します。
su - all_adm The GUI will open up. From within the GUI, select the menu Alliance - Start Alliance Servers |
手動で SWIFTAlliance Access を停止します。
su - all_adm The GUI will come up. Stop the application from within the GUI. |
各 Sun Cluster リソースを有効にします。
# scstat -g # scswitch -e -j Sun Cluster-resource |