完全に確立されたクラスタ構成からクラスタノードを切り離す前に、クラスタノードから Sun Cluster ソフトウェアをアンインストールするには、この手順を使用します。 この手順では、クラスタに存在する最後のノードからソフトウェアをアンインストールできます。
クラスタにまだ結合されていない、あるいはまだインストールモードであるノードから Sun Cluster ソフトウェアをアンインストールする場合、この手順を使用してはいけません。 その代わりに、『Sun Cluster ソフトウェアのインストール (Solaris OS 版)』の「Sun Cluster ソフトウェアをアンインストールしてインストール問題を解決する」に進みます。
クラスタノードの削除に必要なすべての前提条件 (作業マップを参照) が完了しているか確認します。
クラスタノードの追加と削除を参照してください。
この手順を行う前に、すべてのリソースグループやデバイスグループ、定足数構成からこのノードが削除され、保守状態に置かれ、クラスタから削除されていることを確認してください。
アンインストールを行なうノード以外のアクティブなクラスタメンバー上でスーパーユーザーになります。
アクティブなクラスタメンバーから、アンインストールを行うノードをクラスタ のノード認証リストに追加します。
# scconf -a -T node=nodename |
ノードを追加します。
認証オプションを指定します。
認証リストに追加するノードの名前を指定します。
あるいは、scsetup(1M) ユーティリティも使用できます。 手順については、ノードを認証ノードリストに追加するを参照してください。
アンインストールするノードでスーパーユーザーになります。
SPARC:
# shutdown -g0 -y -i0 ok boot -x |
x86:
# shutdown -g0 -y -i0 ... <<< Current Boot Parameters >>> Boot path: /pci@0,0/pci8086,2545@3/pci8086,1460@1d/pci8086,341a@7,1/ sd@0,0:a Boot args: Type b [file-name] [boot-flags] <ENTER> to boot with options or i <ENTER> to enter boot interpreter or <ENTER> to boot with defaults <<< timeout in 5 seconds >>> Select (b)oot or (i)nterpreter: b -x |
/etc/vfstab ファイルから、広域的にマウントされるすべてのファイルシステムエントリを削除します。ただし、/global/.devices 広域マウントを除きます。
ノードから Sun Cluster ソフトウェアをアンインストールします。
Sun Cluster パッケージとは関係のないディレクトリから次のコマンドを実行します。
# cd / # scinstall -r |
詳細については、scinstall(1M) のマニュアルページを参照してください。 scinstall からエラーが返される場合は、削除されていないクラスタファイルシステムエントリがある場合を参照してください。
他のクラスタデバイスからトランスポートケーブルとトランスポート接続点 (ある場合) を切り離します。