単一ノードのクラスタの場合、プライベートネットワークを構成する必要はありません。
Sun Cluster ソフトウェアは、ノード間の内部通信にプライベートネットワークを使用します。 Sun Cluster 構成では、プライベートネットワーク上のクラスタインターコネクトへの接続が少なくとも 2 つ必要です。 クラスタの最初のノードに Sun Cluster ソフトウェアを構成するときに、プライベートネットワークアドレスとネットマスクを指定します。 デフォルトのプライベートネットワークアドレス (172.16.0.0) とネットマスク (255.255.0.0) をそのまま使用するように選択するか、デフォルトのネットワークアドレスがすでに使用中の場合は別のアドレスを入力できます。
インストールユーティリティー (scinstall、SunPlex Manager または JumpStart) が処理を完了し、クラスタを確立した後で、プライベートネットワークアドレスとネットマスクを変更することはできません。 別のプライベートネットワークアドレスとネットマスクを使用するには、クラスタソフトウェアをいったんアンインストール後、再インストールしてください。
デフォルト以外のプライベートネットワークアドレスを指定する場合は、アドレスは次の条件を満たす必要があります。
アドレスの最後の 2 つのオクテットにはゼロを使用します。
RFC 1597 のネットワークアドレス割り当てガイドラインに従います。
InterNIC に問い合わせて RFCs のコピーを入手できます。 入手方法については、『Solaris のシステム管理 (第 3 巻)』(Solaris 8) の「TCP/IP ネットワークの計画」を参照するか、『Solaris のシステム管理 (IP サービス) 』(Solaris 9) の「TCP/IP ネットワークの計画 (手順)」を参照してください。
デフォルト以外のネットマスクを指定する場合は、少なくとも、プライベートネットワークアドレスに指定したすべてのビットをマスクする必要があります。