パブリックネットワークはクラスタの外部と通信します。 パブリックネットワーク構成を計画する際は、次のことを考慮してください。
パブリックネットワークとプライベートネットワーク (クラスタインターコネクト) には、別のアダプタを使用する必要があります。
すべてのクラスタノードに接続されているパブリックネットワークが少なくとも 1 つ存在する必要があります。
パブリックネットワーク接続は、ハードウェア構成の許容範囲であればいくつでも追加できます。
イーサネットアダプタの local-mac-address? 変数のデフォルト値は、true でなければなりません。 Sun Cluster ソフトウェアは、イーサネットアダプタの local-mac-address? の値として false をサポートしません。 この必要条件は、local-mac-address? の値として false を必要とした Sun Cluster 3.0 から変更されています。
Sun Cluster のインストールの際、scinstall ユーティリティーは、各パブリックネットワークアダプタに対して単一アダプタ IP ネットワークマルチパスグループを設定します。 これらのバックアップグループをインストール後に修正するには、『IP ネットワークマルチパスの管理』(Solaris 8) の「ネットワークマルチパスの導入」または『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』(Solaris 9) の「ネットワークマルチパスの管理 (手順)」で説明されている手順を実行します。
パブリックネットワークアダプタのバックアップグループの計画のガイドラインについては、IP ネットワークマルチパスグループ を参照してください。 パブリックネットワークインタフェースの詳細については、『Sun Cluster の概念 (Solaris OS 版)』を参照してください。