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Sun Cluster Data Service for Siebel ガイド (Solaris OS 版)

Siebel サーバーを登録して構成する

  1. Siebel サーバーのリソースタイプを追加します。 


    # scrgadm -a -t SUNW.sblsrvr

  2. 論理ホスト名と Siebel サーバーリソースを維持するフェイルオーバーリソースグループを作成します。

    注 –

    リソースグループが作成済みの場合は、ノードを準備する の手順を完了した時点で、論理ホスト名リソースを追加してリソースグループをオンラインにし、手順 5 に進みます。 


    # scrgadm -a -g siebel-rg [-h nodelist]

  3. 論理ホスト名リソースを追加します。

    この論理ホスト名は、Siebel サーバーに対応する HOST_NAME パラメータの値と一致させます。 


    # scrgadm -a -L -g siebel-rg -l logical-hostname

  4. リソースグループをオンラインにします。

    次のコマンドを使用して、優先ノードでリソースグループをオンラインにします。 


    # scswitch -Z -g siebel-rg

  5. siebenv.sh ファイルが server_root の下にあるかどうかを確認します。

  6. siebenv.sh の所有者が所有する scsblconfig というファイルを server_root の下に作成します。

    Siebel サーバーをローカルにインストールしている場合は、すべてのノードで、ファイル scsblconfig を server_root の下に作成します。

    セキュリティ上の理由から、所有者だけがこのファイルを読めるようにします。 


    # cd server_root
# touch scsblconfig
# chown siebel:siebel scsblconfig
# chmod 400 scsblconfig

  7. Sun Cluster HA for Siebel 障害モニター用のデータベースに接続する権限を指定して、データベースユーザー (例 : dbuser/dbuserpassword) を選択します。

  8. srvrmgr で compgrps コマンドを実行する権限を指定して、別の Siebel ユーザー (例 : sadmin/sadminpassword ) を選択します。

  9. 次のエントリを scsblconfig ファイルに追加します。 


    export DBUSR=dbuser
export DBPWD=dbuserpassword
export SADMUSR=sadmin
export SADMPWD=sadminpassword

  10. Siebel サーバーリソースを作成します。 


    # scrgadm -a -j sblsrvr-rs -g siebel-rg \
-t SUNW.sblsrvr \
-x Confdir_list=server_root \
-x siebel_enterprise=siebel enterprise name \
-x siebel_server=siebel server name
    注意 – 注意 –

    siebel_enterprise または siebel_server に誤った値を入力しても、妥当性検査時にエラーは発生しません。 しかし、リソースの起動は失敗します。 siebel_enterprise が誤っていると、 validate メソッドはデータベースが接続可能かどうかを検証できず、警告だけが生成されます。

  11. Siebel サーバーリソースを有効にします。 


    # scswitch -e -j sblsrvr-rs

  12. scstat –g コマンドと ps –ef コマンドを使用して、リソースグループと Siebel サーバーリソースがオンラインかどうかを確認します。