この節では、BEA WebLogic Server アプリケーションのインストールと構成に必要な手順について説明します。
この手順は、シンプルな構成 で説明している構成に基づいています。 別の構成を計画している場合は、BEA WebLogic Server を適宜構成する必要があります。
BEA WebLogic Server のマニュアルに従って、広域ファイルシステムまたはフェイルオーバーファイルシステムに BEA WebLogic Server をインストールします。
『BEA WebLogic Server Administration Guide』に従って WebLogic ドメインを構成します。
BEA WebLogic Server の構成時には、論理ホスト名または IP アドレスを入力してください。
ドメインに必要な構成がすべて完了したところで、Administration Server をシャットダウンします。
Administration Server の START スクリプトと Managed Server の START スクリプトを編集し、WLS_USER と WLS_PW を設定します。
START スクリプトは、引数を指定することなく実行できなければなりません。
WLS_USER と WLS_PW は、このエージェントが BEA WebLogic Server をスムーズにシャットダウンするために必要なものです。 この設定ではセキュリティー上で懸念がある場合は、これらのプロパティを boot.properties ファイルに設定できます。 しかし、この方法ではスムーズなシャットダウンは行えず、エージェントは BEA WebLogic Server を強制的にシャットダウンします。
Managed Server の START スクリプトに、ADMIN_URL 変数と SERVER_NAME 変数を設定します。
このスクリプトは、引数を指定することなく実行できなければなりません。
setWLSEnv.sh スクリプトまたは startWLS.sh スクリプトに、必要な環境変数を設定します。
環境変数には、CLASSPATH や LD_LIBRARY_PATH などを追加できます。これらのスクリプトには、必要となるあらゆる環境変数 (CLASSPATH や LD_LIBRARY_PATH など) が含まれます。
config.xml ファイルが START スクリプトと同じディレクトリに存在するかを確認します。
BEA WebLogic Server でデータベースを使用する場合は、そのインストールマニュアルを参照してデータベースをインストールしてください。 使用するデータベースに Sun Cluster 用の HA エージェントが含まれる場合は、該当するバージョンをインストールしてください。
BEA WebLogic Server で Web サーバーを使用する場合は、そのインストールマニュアルを参照してその Web サーバーをインストールしてください。 使用する Web サーバーに Sun Cluster 用の HA エージェントが含まれる場合は、該当するバージョンをインストールしてください。