管理者に、すべてのクラスタノードに対する スーパーユーザーのリモートシェル (rsh(1M)) またはセキュアシェル (ssh(1) ) アクセスを有効に している場合は、この手順を実行する必要はありません。代わりに、「すべてのノードで Sun Cluster ソフトウェアを構成する (scinstall)」に進んでください。この手順では、scinstall(1M) ユーティリティにより Sun Cluster フレームワークソフトウェアをすべてのクラスタノードに自動的にインストールします。
ただし、フレームワークソフトウェアの他に何らかの Sun Cluster ソフトウェアパッケージをインストールする必要がある場合は、Sun Cluster 3.1 9/04 CD-ROM からこれらのパッケージをインストールします。scinstall(1M) ユーティリティーを起動する前にこの作業を行なってください。pkgadd (1M) コマンドを使用するか、または installer (1M) プログラムを以下の手順で実行して、追加の Sun Cluster ソフトウェアパッケージをインストールできます。
Sun Cluster ソフトウェアパッケージをインストールするには、クラスタのすべてのノードにこの手順を実行します。
Solaris OS がインストールされて、Sun Cluster ソフトウェアをサポートしていることを確認します。
Solaris ソフトウェアがすでにノード上にインストールされている場合は、Solaris のインストールが Sun Cluster ソフトウェアの必要条件、およびそのクラスタにインストールする予定の他のソフトウェアの必要条件を満たしていることを確認してください。Sun Cluster ソフトウェア必要条件を満たして、Solaris ソフトウェアをインストールするための詳細については、「Solaris ソフトウェアをインストールする」を参照してください。
インストールするクラスタノードでスーパーユーザーになります。
Sun Web Console パッケージをインストールします。
これらのパッケージは、Sun Web Console を使用しなくても Sun Cluster ソフトウェアに必要です。
(省略可能) installer プログラムを GUI 付きで使用するために、DISPLAY
環境変数が設定されていることを確認します。
installer プログラムがある CD-ROM のルートディレクトリに変更します。
# cd /cdrom/cdrom0/ |
installer プログラムを実行します。
# ./installer |
「通常」または「カスタム」インストールを選択します。
Sun Cluster フレームワークソフトウェアパッケージのデフォルトのセットをインストールする場合は、「通常」を選択します。
他の言語、RSMAPI、および SCI-PCI アダプタなどをサポートする追加の Sun Cluster ソフトウェアパッケージをインストールする場合は、「カスタム」を選択します。
画面の指示に従って、Sun Cluster ソフトウェアをノードにインストールします。
インストールが完了したら、インストールログを表示できます。
CD-ROM に含まれていないディレクトリに移動し、CD-ROM を取り出します。
# eject cdrom |
クラスタノード上で Sun Cluster ソフトウェアを構成します。
新しいクラスタを確立するには、「すべてのノードで Sun Cluster ソフトウェアを構成する (scinstall)」に進みます。
新しいノードを既存のクラスタに追加するには、「追加のクラスタノードとして Sun Cluster ソフトウェアを構成する (scinstall)」に進みます。