この節では、主クラスタと二次クラスタでどのようにディスクデバイスグループを構成するかについて説明します。この構成例では、VxVM ソフトウェアを使用します。Solstice DiskSuite または Solaris Volume Manager ソフトウェアについては、第 3 章「Solstice DiskSuite または Solaris Volume Manager ソフトウェアのインストールと構成」を参照してください。
ディスクデバイスグループで作成済みのボリュームを下図に示します。
この節で定義されたボリュームに、シリンダ 0 などのディスクラベルのプライベート領域を含めてはなりません。VxVM ソフトウェアは、この制限を自動管理します。
ボリューム 1 からボリューム 4 の 4 つのボリュームを含むディスクグループを作成します。
VxVM ソフトウェアを使用したディスクグループの構成については、第 4 章「SPARC: VERITAS Volume Manager をインストールして構成する」を参照してください。
スーパーユーザーとして nodeA にアクセスします。
nodeA は、主クラスタの最初のノードです。どのノードが nodeA なのかは、図 6–7 で確認してください。
ディスクグループを構成して、ディスクデバイスグループを作成します。
nodeA# /usr/cluster/bin/scconf -a -D type=vxvm,name=devicegroup \ ,nodelist=nodeA:nodeB |
ディスクデバイスグループは、devicegroup と呼ばれます。
ディスクデバイスグループを起動します。
nodeA# /usr/cluster/bin/scswitch -z -D devicegroup -h nodeA |
ディスクデバイスグループを Sun Cluster ソフトウェアと同期させます。
nodeA# /usr/cluster/bin/scconf -c -D name=devicegroup,sync |
ディスクデバイスグループのファイルシステムを作成します。
nodeA# /usr/sbin/newfs /dev/vx/rdsk/devicegroup/vol01 < /dev/null nodeA# /usr/sbin/newfs /dev/vx/rdsk/devicegroup/vol02 < /dev/null nodeA# /usr/sbin/newfs /dev/vx/rdsk/devicegroup/vol03 < /dev/null nodeA# /usr/sbin/newfs /dev/vx/rdsk/devicegroup/vol04 < /dev/null |
nodeA と nodeB 上の /.rhosts ファイルに次のエンティティを追加して、主クラスタと二次クラスタのノード間のリモートアクセスを有効にします。
nodeC + + root |
「主クラスタでディスクデバイスグループを構成する」の手順のうち以下を置き換えて実行します。