この節では、NFS アプリケーションのファイルシステムがどのように構成されているかについて説明します。
nodeA と nodeB で、NFS ファイルシステム向けのマウントポイントディレクトリを作成します。
次に例を示します。
nodeA# mkdir /global/mountpoint |
nodeA と nodeB で、マウントポイントに自動でマウントされるようにマスターボリュームを構成します。
nodeA と nodeB の /etc/vfstab ファイルに以下のテキストを追加するか、既存のテキストと置き換えます。テキストは 1 行で記述してください。
/dev/vx/dsk/devicegroup/vol01 /dev/vx/rdsk/devicegroup/vol01 \ /global/mountpoint ufs 3 no global,logging |
ディスクデバイスグループで使用されるボリューム名とボリューム番号は、図 6–8 で確認してください。
nodeA で、Sun StorEdge Availability Suite ソフトウェアが使用するファイルのシステム情報向けのボリュームを作成します。
nodeA# /usr/sbin/vxassist -g devicegroup make vol05 120m disk1 |
ボリューム 5 には、Sun StorEdge Availability Suite ソフトウェアが使用するファイルのシステム情報が含まれています。
nodeA で、デバイスグループと Sun Cluster ソフトウェアを再同期化します。
nodeA# /usr/cluster/bin/scconf -c -D name=devicegroup,sync |
nodeA で、ボリューム 5 向けのファイルシステムを作成します。
nodeA# /usr/sbin/newfs /dev/vx/rdsk/devicegroup/vol05 |
nodeA と nodeB で、ボリューム 5 のマウントポイントを作成します。
次に例を示します。
nodeA# mkdir /global/etc |
nodeA と nodeB で、マウントポイントに自動でマウントされるようにボリューム 5 を構成します。
nodeA と nodeB の /etc/vfstab ファイルに以下のテキストを追加するか、既存のテキストと置き換えます。テキストは 1 行で記述してください。
/dev/vx/dsk/devicegroup/vol05 /dev/vx/rdsk/devicegroup/vol05 \ /global/etc ufs 3 yes global,logging |
nodeA にボリューム 5 をマウントします。
nodeA# mount /global/etc |
ボリューム 5 がリモートシステムからアクセスできるようにします。
「主クラスタのファイルシステムを NFS アプリケーション向けに構成する」の手順のうち以下を置き換えて繰り返します。
nodeA を nodeC に置き換える
nodeB は使用しない