SAP enqueue server と SAP replica server を実行できる 2 つのノードの各セットでこの手順を実行します。
スーパーユーザーとしてノードにログインします。
SAP enqueue server のリソースグループをオンラインにします。
SAP replica server リソースは、SAP enqueue server リソースに依存するように構成します。
# scswitch -z -g central-rg -h node |
オンラインにするリソースグループを指定します。
オンラインにするリソースグループの名前を指定します。このグループは、SAP enqueue server のリソースグループです。
リソースグループをオンラインにするノードの名前を指定します。 このノードは、ログインしたばかりのノードです。
別のノードにスーパーユーザーとしてログインします。
SAP replica server のリソースグループをオンラインにします。
# scswitch -z -g repl-rg -h node |
オンラインにするリソースグループを指定します。
オンラインにするリソースグループの名前を指定します。このグループは、SAP replica server のリソースグループです。
リソースグループをオンラインにするノードの名前を指定します。 このノードは、ログインしたばかりのノードです。
SAP replica server を異常終了します。
SAP replica server が再起動またはフェイルオーバーすることを確認します。
手順 5 の異常終了処理が、指定された時間間隔内で指定された回数繰り返された場合、SAP replica server は SAP enqueue server を実行していない使用可能なノードにフェイルオーバーします。ノードを使用できない場合、SAP replica server はオフラインになります。
異常終了処理が、指定された時間間隔内で指定された回数繰り返されない場合は、SAP replica server が同じノードで再起動されます。
scstat コマンドを実行して、SAP replica server のステータスを調べます。
アプリケーションがフェイルオーバー前に異常終了できる最大回数は、標準プロパティ Retry_count で指定されます。時間間隔は、標準プロパティ Retry_interval で指定されます。これらのプロパティについては、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』の「リソースプロパティ」で説明されています。