ここでは、Sun Cluster HA for DHCP 障害モニターのプローブアルゴリズムまたは機能について説明し、プローブの失敗に関連する条件、メッセージ、回復処理を示します。
障害モニターの概念については、『Sun Cluster 3.1 の概念』を参照してください。
Sun Cluster HA for DHCP 障害モニターでは、リソースタイプ SUNW.gds と同じリソースプロパティーを使用します。使用するリソースプロパティーの全リストについては、SUNW.gds(5) のマニュアルページを参照してください。
DHCP の検証手順:
Thorough_probe_interval の間、休止します。
DHCP で使用されているネットワークのアクティブインタフェースが、PNM (Public Network Monitoring) によって変更されているかどうかを確認します。これに失敗すると、検証が DHCP リソースを再起動します。
Sun Cluster Carrier-Grade 配備の場合の DHCP の検証手順:
Thorough_probe_interval の間、休止します。
アクティブクライアントテストが定義されている場合、検証は dhcp-request を送信し、応答として ip-number が戻ると想定しています。これに失敗すると、検証はリソースグループをフェイルオーバーします。
tftp テストが定義されている場合、検証はローカルホストに接続し、/tmp に対して定義されている testfile を取得しようとします。このテストが失敗するのは、タイムアウトが発生した場合、または取得対象のファイルが存在しないか長さがゼロバイトである場合です。