Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

Procedureクラスタに遠隔ログインする

Cluster Control Panel (CCP) からは、cconsole(1M)crlogin(1M)ctelnet(1M) の各ツールを起動できます。これら 3 種類のツールはすべて、指定した一連のノードとの多重ウィンドウ接続を起動するものです。共通ウィンドウへの入力は、これら各ホストウィンドウに送信されます。その結果、クラスタのすべてのノード上でコマンドを同時に実行できます。共通ウィンドウへの入力はホストウィンドウすべてに送信されるので、クラスタのすべてのノード上でコマンドを同時に実行できます。詳細については、ccp(1M)cconsole(1M) のマニュアルページを参照してください。

手順
  1. Cluster Control Panel (CCP) を起動する前に、次の条件を満たしていることを確認します。

    • SUNWccon パッケージを管理コンソール上にインストールします。

    • 管理コンソールの PATH 変数に、Sun Cluster ツールのディレクトリ /opt/SUNWcluster/bin/usr/cluster/bin が含まれることを確認します。ツールのディレクトリには、$CLUSTER_HOME 環境変数を設定することで別の場所を指定できます。

    • 端末集配信装置を使用している場合は、clusters ファイル、serialports ファイル、nsswitch.conf ファイルを構成します。これらのファイルは、/etc 内ファイルまたは NIS/NIS+ データベースのどちらでもかまいません。詳しくは、clusters(4) および serialports(4) のマニュアルページを参照してください。

  2. Sun Enterprise E10000 サーバーを使用しているかどうかを確認します。

    • 使用していない場合は、手順 3 に進んでください。

    • 使用している場合は、システムサービスプロセッサ (SSP) にログインし、netcon コマンドを使用して接続してください。接続が完了したなら、Shift + @ キーを入力してコンソールのロックを解除し、書き込み権を取得します。

  3. CCP 起動パッドを起動します。

    管理コンソールから次のコマンドを入力します。


    # ccp clustername
    

    CCP 起動パッドが表示されます。

  4. クラスタとの遠隔セッションを開始するには、CCP 起動パッドの該当するアイコン (cconsole、crlogin、ctelnet) をクリックします。

参照

cconsolecrloginctelnet セッションは、コマンド行から開始することもできます。