3 ノードまたは 4 ノード接続のクラスタでストレージアレイを単一クラスタノードから取り外すには、次の手順を使用します。
取り外す予定のストレージアレイに関連付けられているすべてのデータベーステーブル、データサービス、ボリュームのバックアップを作成します。
切断する予定のノードで動作しているリソースグループとデバイスグループを判別します。
# scstat |
必要であれば、切断する予定のノードからすべてのリソースグループとデバイスグループを移動します。
Oracle Parallel Server/Real Application Clusters ソフトウェアをクラスタで実行している場合、グループをノードから移動する前に、動作している Oracle Parallel Server/Real Application Clusters データベースのインスタンスを停止します。手順については、『Oracle Database Administration Guide』を参照してください。
# scswitch -S -h from-node |
デバイスグループを保守状態にします。
Veritas 共有ディスクグループへの入出力活動を休止させる手順については、VxVM のマニュアルを参照してください。
デバイスグループを保守状態にする手順については、第 7 章「クラスタの管理」を参照してください。
デバイスグループからノードを削除します。
VxVM または raw ディスクを使用している場合は、scconf(1M) コマンドを使用して、デバイスグループを削除します。
Solstice DiskSuite を使用している場合は、metaset コマンドを使用して、デバイスグループを削除します。
クラスタで HAStorage または HAStoragePlus を実行している場合は、リソースグループのノードリストからノードを削除します。
# scrgadm -a -g resource-group -h nodelist |
リソースグループのノードリストを変更する方法の詳細については、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』を参照してください。
scrgadm を実行するときには、リソースタイプ、リソースグループ、およびリソースのプロパティー名に大文字と小文字の区別はありません。
削除する予定のストレージアレイがノードに接続されている最後のストレージアレイである場合、当該ストレージアレイに接続されているハブまたはスイッチとノードの間にある光ケーブルを取り外します (そうでない場合、この手順を飛ばします)。
切断する予定のノードからホストアダプタを削除するかどうかを確認します。
削除する場合は、ノードを停止して、ノードの電源を切断します。
削除しない場合は、手順 11 に進みます。
ノードからホストアダプタを削除します。
ホストアダプタを削除する手順については、ノードに付属しているマニュアルを参照してください。
起動が行われないようにして、ノードに電源を入れます。
ノードを非クラスタモードで起動します。
SPARC:
ok boot -x |
x86:
<<< Current Boot Parameters >>> Boot path: /pci@0,0/pci8086,2545@3/pci8086,1460@1d/pci8086,341a@7,1/ sd@0,0:a Boot args: Type b [file-name] [boot-flags] <ENTER> to boot with options or i <ENTER> to enter boot interpreter or <ENTER> to boot with defaults <<< timeout in 5 seconds >>> Select (b)oot or (i)nterpreter: b -x |
次のステップで Oracle Parallel Server/Real Application Clusters ソフトウェアを削除する前に、あらかじめノードを非クラスタモードにする必要があります。非クラスタモードにしないと、ノードにパニックが発生してデータの可用性が失われる可能性があります。
SPARC:Oracle Parallel Server/Real Application Clusters ソフトウェアがインストールされている場合、切断する予定のノードからそのパッケージを削除します。
# pkgrm SUNWscucm |
切断する予定のノードから Oracle Parallel Server/Real Application Clusters ソフトウェアを削除しなければ、そのノードをクラスタに導入し直したときに、ノードにパニックが発生して、データの可用性が失われる可能性があります。
ノードをクラスタモードで起動します。
SPARC:
ok boot |
x86:
<<< Current Boot Parameters >>> Boot path: /pci@0,0/pci8086,2545@3/pci8086,1460@1d/pci8086,341a@7,1/ sd@0,0:a Boot args: Type b [file-name] [boot-flags] <ENTER> to boot with options or i <ENTER> to enter boot interpreter or <ENTER> to boot with defaults <<< timeout in 5 seconds >>> Select (b)oot or (i)nterpreter: b |
ノードの /devices と /dev エントリを更新して、デバイスの名前空間を更新します。
# devfsadm -C # scdidadm -C |
デバイスグループをオンラインに戻します。
VERITAS 共有ディスクグループをオンラインにする手順については、VERITAS Volume Manager のマニュアルを参照してください。
デバイスグループをオンラインにする手順については、「デバイスグループを保守状態にする」の手順を参照してください。