この手順を実行するには、ノードが共有するデバイス ID (DID) によりディスクドライブを確認します。scdidadm コマンドを使用して、DID 名の一覧を参照します。詳細については、scdidadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
クラスタ内の任意のノード上でスーパーユーザーになります。
scsetup ユーティリティーを起動します。
# scsetup |
scsetup のメインメニューが表示されます。
定足数のオプションに対応する番号を入力します。
「定足数メニュー」が表示されます。
定足数デバイスを追加するオプションに対応する番号を入力し、定足数デバイスを追加するかを確認するメッセージが表示されたら「yes」と入力します。
追加する定足数デバイスの種類を確認するメッセージが表示されます。
SCSI 定足数デバイスのオプションに対応する番号を入力します。
どの広域デバイスを使用するかを確認するメッセージが表示されます。
使用している広域デバイスを入力します。
指定した広域デバイスに新しい定足数デバイスを追加するか確認を求めるメッセージが表示されます。
「yes」と入力し、新しい定足数デバイスの追加を続行します。
新しい定足数デバイスが正常に追加されると、その影響についてのメッセージが表示されます。
定足数デバイスが追加されていることを確認します。
# scstat -q |
次の例は、SCSI 定足数デバイスを追加する際に scsetup コマンドによって生成される scconf コマンドと、検証ステップを示しています。
クラスタの任意のノード上でスーパーユーザーになる
[scsetup ユーティリティーを実行する:]
# scsetup
「定足数」を選択し、次に「定足数デバイスを追加する」を選択する.
SCSI デバイスを選択する
使用している広域デバイスを入力する
d20
「yes」と入力し、新しい定足数デバイスの追加を続行する
yes
[scconf コマンドが正常に終了したことを確認する:]
scconf -a -q globaldev=d20
コマンドの実行が正常に終了しました
scsetup の「定足数」メニューとメインメニューを終了する
[定足数デバイスが追加されたことを確認する:]
# scstat -q
-- 定足数の概要 --
可能な定足数投票数: 4
必要な定足数投票数: 3
現在の定足数投票数: 4
-- ノードによる定足数の投票数 --
ノード名 現在の数 可能な数 状態
--------- ------- -------- ------
ノードの投票数: phys-schost-1 1 1 Online
ノードの投票数: phys-schost-2 1 1 Online
-- デバイスによる定足数の投票数 --
デバイス名 現在の数 可能な数 状態
----------- ------- -------- ------
デバイスの投票数: /dev/did/rdsk/d20s1 1 1 Online
デバイスの投票数: /dev/did/rdsk/d20s2 1 1 Online
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