Sun Cluster 3.1 8/05 ソフトウェアには少なくとも End User Solaris ソフトウェアグループが必要です。ただし、クラスタ構成の他のコンポーネントによっては、独自の Solaris ソフトウェアが必要となる場合があります。どの Solaris ソフトウェアグループをインストールするかを決定する際には、次の点を考慮してください。
使用するサーバーのマニュアルを参照し、Solaris ソフトウェアの必要条件を確認してください。たとえば、Sun EnterpriseTM 10000 サーバーには、Entire Solaris Software Group Plus OEM Support が必要です。
SPARC ベースのクラスタでのみ使用可能な SCI-PCI アダプタまたは Remote Shared Memory Application Programming Interface (RSMAPI) を使用する予定の場合は、RSMAPI ソフトウェアパッケージ (SUNWrsm と SUNWrsmo、さらに、Solaris 8 または Solaris 9 OS の場合は、SUNWrsmx と SUNWrsmox) をインストールしてください。RSMAPI ソフトウェアパッケージは、一部の Solaris ソフトウェアグループのみに含まれます。たとえば、Developer Solaris ソフトウェアグループは、RSMAPI ソフトウェアパッケージを含みますが、End User Solaris ソフトウェアグループは、このパッケージを含みません。
インストールするソフトウェアグループが、RSMAPI ソフトウェアパッケージを含まない場合は、RSMAPI ソフトウェアパッケージを手動でインストールしてから、Sun Cluster ソフトウェアをインストールしてください。手動でソフトウェアパッケージをインストールするには pkgadd(1M) コマンドを使用します。RSMAPI の使用方法については、Solaris 8 セクション (3RSM) のマニュアルページを参照してください。
End User Solaris ソフトウェアグループに含まれていないほかの Solaris ソフトウェアパッケージのインストールが必要になる場合があります。Apache HTTP サーバパッケージがその例です。ORACLE® などの Sun 以外のソフトウェアの場合も、追加の Solaris ソフトウェアパッケージが必要になる場合があります。Solaris ソフトウェアの必要条件については、各製品のマニュアルを参照してください。
Solaris ソフトウェアパッケージを手動でインストールしなくてすむように Entire Solaris Software Group Plus OEM Support をインストールしてください。