次の手順で、VxVM ディスクグループとボリュームを作成します。
ディスクグループをディスクデバイスグループとしてクラスタに登録した後には、VxVM コマンドを使用してVxVM ディスクグループをインポートまたはデポートしないでください。ディスクグループのインポートやデポートは、すべて Sun Cluster ソフトウェアで処理できます。Sun Cluster ディスクデバイスグループを管理する手順については、『Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)』の「ディスクデバイスグループの管理」を参照してください。
この手順は、追加するディスクグループを構成するディスクに物理的に接続されているノードから実行します。
次の作業を実行します。
ストレージディスクドライブのマッピングを行います。記憶装置の初期設置を実行する場合は、『Sun Cluster Hardware Administration Collection』の該当するマニュアルを参照してください。
次の構成計画ワークシートに必要事項を記入します。
計画のガイドラインについては、「ボリューム管理の計画」を参照してください。
ルートディスクグループを作成していない場合は、「SPARC: VERITAS Volume Manager ソフトウェアをインストールする」の 手順 13 で説明されているとおりに、VxVM をインストールした各ノードを再起動していることを確認します。
ディスクグループを所有するノードでスーパーユーザーになります。
VxVM ディスクグループとボリュームを作成します。
Oracle Real Application Clusters をインストールしている場合は、『VERITAS Volume Manager Administrator's Reference Guide』で説明されているとおりに、VxVM のクラスタ機能を使用して、共有 VxVM ディスクグループを作成します。このソフトウェアをインストールしない場合は、VxVM のマニュアルで説明されている標準の手順を使用して VxVM ディスクグループを作成してください。
ダーティーリージョンログ (DRL) を使用すると、ノードに障害が発生した場合のボリューム回復時間を短縮できます。ただし、DRL を使用すると I/O スループットが低下することがあります。
VxVM クラスタ機能が有効に設定されていない場合は、ディスクグループを Sun Cluster ディスクデバイスグループとして登録してください。
VxVM クラスタ機能が有効に設定されている場合は、共有ディスクグループを Sun Cluster ディスクデバイスグループとして登録しないでください。代わりに、「SPARC: ディスクグループの構成を確認する」に進みます。
「SPARC: ディスクグループの構成を確認する」に進みます。
デバイスグループの登録の失敗 – ディスクデバイスグループを登録するときに、scconf: Failed to add device group - in use というエラーメッセージが表示された場合は、そのディスクデバイスグループに新しいマイナー番号を割り当てます。「SPARC: ディスクデバイスグループに新しいマイナー番号を割り当てる」の手順を使用します。この手順を使用すると、既存のディスクデバイスグループが使用しているマイナー番号とは衝突しない、新しいマイナー番号を割り当てることができます。
スタックオーバーフロー –ディスクデバイスグループをオンラインにするときに、スタックオーバーフローが発生した場合、スレッドスタックサイズのデフォルト値が十分でない可能性があります。各ノードで、/etc/system ファイルに set cl_comm:rm_thread_stacksize=0xsize というエントリを追加します (size はデフォルト値 8000 よりも大きな数です)。
構成の変更 – VxVM ディスクグループまたはボリュームに関する構成情報を変更した場合は、scsetup ユーティリティーを使用して、構成の変更を登録する必要があります。登録が必要な構成変更とは、ボリュームの追加または削除や、既存ボリュームのグループ、所有者、またはアクセス権の変更です。構成の変更をディスクデバイスグループに登録する手順については、『Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)』の「ディスクデバイスグループの管理」を参照してください。