耐障害性は、主クラスタで障害が発生した場合に代わりのクラスタ上でアプリケーションを復元するシステムの機能です。耐障害性のベースは、データ複製とフェイルオーバーです。
データ複製とは、主クラスタからバックアップクラスタまたは二次クラスタにデータをコピーすることです。データ複製によって、二次クラスタには主クラスタの最新データのコピーが保存されます。二次クラスタは、主クラスタから離れた場所にも設置できます。
フェイルオーバーとは、主クラスタから二次クラスタへ、リソースグループまたはデバイスグループを自動的に再配置することです。主クラスタに障害が発生した場合でも、アプリケーションとデータは二次クラスタで即座に使用できます。