既存のすべてのクラスタノードで、スーパーユーザーになるか、あるいは適切なアクセス権を許可する役割を取得して、次の手順を実行します。
Java ES 1 of 2 CD-ROM を用意します。NSS パッケージは /cdrom/cdrom0/Solaris_arch/Product/shared_components/Packages/ に入っています (arch は sparc または x86。ver は Solaris 8 の場合 8、Solaris 9 の場合 9、Solaris 10 の場合 10)。
各ノードで、Sun Web Console エージェントを停止します。
# /usr/sbin/smcwebserver stop |
各ノードで、セキュリティーファイルエージェントを停止します。
# /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm stop |
各ノードで、NSS パッケージがインストールされているかを確認し、インストールされている場合はそのバージョンも確認します。
# cat /var/sadm/pkg/SUNWtls/pkginfo | grep SUNW_PRODVERS SUNW_PRODVERS=3.9.4 |
3.9.4 よりも前のバージョンの NSS パッケージがインストールされている場合は、その既存 NSS パッケージを削除します。
# pkgrm packages |
次の表は、各ハードウェアプラットフォームにインストールできるパッケージを示しています。
ハードウェアプラットフォーム |
NSS パッケージ名 |
---|---|
SPARC |
SUNWtls SUNWtlsu SUNWtlsx |
x86 |
SUNWtls SUNWtlsu |
NSS パッケージを削除した各ノードと、NSS パッケージがインストールされていなかった各ノードで、Java ES 1 of 2 CD-ROM から最新の NSS パッケージをインストールします。
CD-ROM に含まれていないディレクトリに移動し、CD-ROM を取り出します。
# eject cdrom |
各ノードで、NSS セキュリティー鍵を作成します。
# /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm create-keys |
各ノードで、セキュリティーファイルエージェントを起動します。
# /opt/SUNWcacao/bin/cacaoadm start |
各ノードで、Sun Web Console エージェントを起動します。
# /usr/sbin/smcwebserver start |
クラスタに追加するノードで、scinstall ユーティリティーを再起動し、新しいノードをインストールする手順を実行します。