問題の概要: Solaris 10 OS では、/etc/nsswitch.conf ファイルは ipnodes エントリに NIS を含むように変更されました。
ipnodes: files nis [NOTFOUND=return] |
この変更により、NIS 問題またはすべてのパブリックネットワークアダプタに障害が起きたことが原因で NIS がアクセス不能になった場合には、アドレス解決がハングします。この問題は、最終的にフェイルオーバーリソースまたは共有アドレスリソースのフェイルオーバーの失敗を引き起こします。
対処方法: 論理ホストリソースまたは共有アドレスリソースを作成する前に、次の処理を実行します。
/etc/nsswitch.conf ファイル内の ipnodes エントリを [NOTFOUND=return] から [TRYAGAIN=0] に変更します。
ipnodes: files nis [TRYAGAIN=0] |
/etc/inet/hosts ファイルだけでなく /etc/inet/ipnodes ファイルにも論理ホストのすべての IP アドレスと共有アドレスが追加されたかを確認します。