Sun Cluster 3.1 8/05 ご使用にあたって (Solaris OS 版)

再起動パッチ (ノード) 手順の実行中にメモリーリークが発生する (バグ 6210440)

問題の概要: Sun Cluster 3.1 9/04 ソフトウェアから Sun Cluster 3.1 8/05 ソフトウェアにローリングアップグレードを実行しようとすると、最初にアップグレードされたノードがクラスタモードで再起動される際に引き起こされるメモリー問題が原因となり、Sun Cluster ソフトウェアがハングします。

対処方法: Sun Cluster 3.1 9/04 ソフトウェアまたは同等のパッチ (リビジョン 09 以降) を実行している場合で、再起動パッチ手順を実行して Sun Cluster 3.1 8/05 ソフトウェアまたは同等のパッチ (リビジョン 12) にアップグレードするときは、クラスタのアップグレードまたはこのコアパッチの適用を行う前に次の手順を行う必要があります。

ProcedureSun Cluster 3.1 8/05 ソフトウェアにアップグレードするための準備作業を行う

手順
  1. 使用環境の可用性要件に適したパッチインストール手順の種類を選択します。

    • 再起動パッチ (ノード)

    • 再起動パッチ (クラスタとファームウェア)

    これらのパッチインストール手順は、『Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)』の第 8 章「Sun Cluster ソフトウェアとファームウェアのパッチ」に示されています。

  2. 使用しているオペレーティングシステムに応じ、次に示すパッチの 1 つを適用します。

    • 117909-11 Sun Cluster 3.1 Core Patch for SunOS 5.9 X86

    • 117950-11 Sun Cluster 3.1 Core Patch for Solaris 8

    • 117949-11 Sun Cluster 3.1 Core Patch for Solaris 9

    パッチインストール手順は、Sun Cluster 3.1 8/05 ソフトウェアまたは同等のパッチ (リビジョン 12) にアップグレードする前にすべて完了する必要があります。