クラスタメンバー上でスーパーユーザーになります。
RGOffload リソースタイプが登録されているかどうかを調べます。
次のコマンドは、リソースタイプのリストを出力します。
# scrgadm -p|egrep SUNW.RGOffload |
必要であれば、リソースタイプを登録します。
# scrgadm -a -t SUNW.RGOffload |
RGOffload リソースの読み込みが解除されるように、各リソースグループにおいて Desired_primaries プロパティーをゼロに設定します。
# scrgadm -c -g offload-rg -y Desired_primaries=0 |
RGOffload リソースを重要なフェイルオーバーリソースグループに追加して、拡張プロパティーを設定します。
リソースグループを複数のリソースの rg_to_offload リストに追加してはいけません。リソースグループを複数の rg_to_offload リストに追加すると、リソースグループはオフラインになったあとにオンラインになるという動作を繰り返すことになります。
RGOffload 拡張プロパティーの詳細については、「RGOffload 拡張プロパティーを構成する」を参照してください。
# scrgadm -aj rgoffload-resource \ -t SUNW.RGOffload -g critical-rg \ -x rg_to_offload=offload-rg-1, offload-rg-2, ... \ -x continue_to_offload=TRUE \ -x max_offload_retry=15 |
この場合、rg_to_offload 以外の拡張プロパティーはデフォルト値で表示されます。rg_to_offload は、お互いに依存しないリソースグループをコンマで区切ったリストです。このリストには、RGOffload リソースを追加するリソースグループを含めることはできません。
RGOffload リソースを有効にします。
# scswitch -ej rgoffload-resource |
重要なフェイルオーバーリソースから RGOffload への依存関係を設定します。
# scrgadm -c -j critical-resource \ -y Resource_dependencies=rgoffload-resource |
Resource_dependencies_weak も使用できます。Resource_dependencies_weak を RGOffload リソースタイプに使用すると、offload-rg のオフロード中にエラーが発生しても、重要なフェイルオーバーリソースを起動できます。
オフロードするリソースグループを、オンラインにします。
# scswitch -z -g offload-rg, offload-rg-2, ... -h [nodelist] |
リソースグループは、プライオリティーが高いリソースグループがオフラインであるすべてのノード上でオンラインのままになります。障害モニターは、重要なリソースグループがオンラインであるノード上でリソースグループが動作しないようにします。
オフロードするリソースグループの Desired_primaries はゼロに設定されているので (手順 4 を参照)、-Z オプションを指定しても、このようなリソースグループはオンラインになりません。
重要なフェイルオーバーリソースグループがオンラインでない場合、オンラインにします。
# scswitch -Z -g critical-rg |
この例では、RGOffload リソース rgofl を次のように構成する方法について説明します。
重要なリソースグループ oracle_rg には RGOffload リソースが含まれています。
重要なリソースは、oracle-server-rs です。
重要なリソースグループがオンラインになったときに、スケーラブルリソースグループ IWS-SC および IWS-SC-2 はオフロードされます。
リソースグループ oracle_rg、IWS-SC 、および IWS-SC-2 は、クラスタ triped の任意のノード、つまり phys-triped-1、phys-triped-2 、または phys-triped-3 でマスターできます。
[SUNW.RGOffload リソースタイプが登録されているかどうかを判断する] # scrgadm -p|egrep SUNW.RGOffload [必要に応じて、リソースタイプを登録する] # scrgadm -a -t SUNW.RGOffload [RGOffload リソースによってオフロードされる各リソースグループで、Desired_primaries を ゼロに設定する] # scrgadm -c -g IWS-SC-2 -y Desired_primaries=0 # scrgadm -c -g IWS-SC -y Desired_primaries=0 [プライオリティーが高いリソースグループに RGOffload リソースを追加し、拡張プロパティーを 設定する] # scrgadm -aj rgofl -t SUNW.RGOffload -g oracle_rg \ -x rg_to_offload=IWS-SC,IWS-SC-2 -x continue_to_offload=TRUE \ -x max_offload_retry=15 [RGOffload リソースを有効にする] # scswitch -ej rgofl [プライオリティーが高いフェイルオーバーリソースの RGOffload リソースに対する依存性を設定 する] # scrgadm -c -j oracle-server-rs -y Resource_dependencies=rgofl [オフロードされるリソースグループをすべてのノードでオンラインにする] # scswitch -z -g IWS-SC,IWS-SC-2 -h phys-triped-1,phys-triped-2,phys-triped-3 [プライオリティーが高いフェイルオーバーリソースグループがオンラインでない場合は、それをオン ラインにする] # scswitch -Z -g oracle_rg |