この節では、RGOffload に対して構成可能な拡張プロパティーを示します。「調整可能」の欄には、そのプロパティーをいつ変更できるかが示されています。
通常、RGOffload リソースを作成するとき、拡張プロパティーを構成するには、コマンド行 scrgadm -x parameter=value を使用します。
リソースグループのオフロード中にエラーが発生したあとに、rg_to_offload リスト内の残りのリソースグループをオフロードし続けるかどうかを指定します。
このプロパティーは START メソッドだけが使用します。
初期値: True
調整: 任意の時点
クラスタ再構成またはリソースグループ再構成によりオフロードに障害が発生した場合の起動中に、リソースグループをオフロードしようとする回数を指定します。連続する再試行の間の間隔は 10 秒です。
max_offload_retry が高すぎると、最大オフロード試行回数に到達する前に、RGOffload リソースの START メソッドがタイムアウトする可能性があります。この可能性を避けるために、次の式を使用して max_offload_retry を計算します。
max-offload-retry < start-timeout /(num-rg × offload-retry-interval)
max_offload_retry 拡張プロパティーの値
RGOffload リソースの Start_timeout プロパティーの値
オフロードされるリソースグループの数
連続する再試行の間の間隔 (10 秒)
このプロパティーは START メソッドだけが使用します。
初期値: 15
調整: 任意の時点
プライオリティーが高いフェイルオーバーリソースグループがノード上で起動するときに、当該ノード上でオフロードされるリソースグループのコンマ区切りリストを指定します。このプロパティーにはデフォルト設定値がないので、必ず設定する必要があります。
このリストには、互いに依存するリソースグループが含まれてはいけません。RGOffload は、rg_to_offload 拡張プロパティーに設定されたリソースグループのリストにおける依存関係ループを検査しません。
たとえば、リソースグループ RG-B が何らかの形で RG-A に依存する場合、両方のリソースグループが rg_to_offload に含まれてはいけません。
初期値: なし
調整: 任意の時点