Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)

障害モニター

RGOffload 障害モニターは、重要なリソースをマスターするノード上で、重要ではないリソースグループがオンラインになるのを防止します。障害モニターは、重要なリソースをマスターするノード上で、重要ではないリソースグループがオンラインであることを検出する場合があります。このような場合、障害モニターはそのほかのノードでリソースグループを起動しようとします。また障害モニターは、重要なリソースをマスターするノード上でリソースグループをオフラインにします。

重要でないリソースグループの desired_primaries はゼロに設定されているので、このあとで利用可能になったノード上では、オフロードされたリソースグループは再起動されません。したがって、RGOffload 障害モニターは、maximum_primaries の上限に到達するまで、可能な限り多くの主ノードで重要でないリソースグループを起動しようとします。ただし、障害モニターは、重要なリソースをマスターするノード上では、重要でないリソースグループをオフラインのままにします。

RGOffload は、リソースグループが MAINTENANCE 状態または UNMANAGED 状態でないかぎり、オフロードされたすべてのリソースグループを起動しようとします。リソースグループを UNMANAGED にするには、scswitch コマンドを使用します。


# scswitch -u -g resourcegroup

RGOffload リソースの Thorough_probe_interval プロパティーの値は、障害モニターの検証の間の間隔を指定します。