NFS ファイルシステム上の共有パスは、Sun Cluster HA for NFS リソースをオフラインにすることなく動的に変更できます。この変更は、一般的に Sun Cluster HA for NFS の dfstab. resource ファイルを変更し、続いて該当するコマンド (share コマンドまたは unshare コマンド) を手動で実行することによって行います。このコマンドは直ちに有効になります。Sun Cluster HA for NFS はこれらのパスの利用度を大幅に高めます。
共有するパスは、フェイルオーバー時に Sun Cluster HA for NFS が常に利用できるようにしてください。これは、(HA ファイルシステム以外の) ローカルパスが使用されないようにするためです。
HAStoragePlus によって管理されるファイルシステムのパスが共有される場合、HAStoragePlus リソースは Sun Cluster HA for NFS リソースと同じリソースグループ内にある必要があり、それらの間の依存関係が正しく設定されている必要があります。
scstat -g コマンドを使用して、Sun Cluster HA for NFS リソースがオンラインであるノードを探します。
このノードで /usr/sbin/share コマンドを実行し、現在共有されているパスの一覧を表示します。このリストをどのように変更するかを決定しておきます。
共有パスを追加するには、次の手順を実行します。
dfstab. resource ファイルに share コマンドを追加します。
Sun Cluster HA for NFS は次回ファイルを確認する際に新しいパスを共有します。これらの確認の頻度は、Thorough_Probe_Interval プロパティー (デフォルトでは 120 秒) によって制御されます。
share コマンドを手動で実行し、追加したパスを直ちに有効にします。潜在的なクライアントが確実に共有パスを利用できるよう、コマンドを手動で実行することをお勧めします。Sun Cluster HA for NFS は、新しく追加されたパスがすでに共有されていることを検出し、とくに何の動作も行いません。
共有を解除するには、次の手順を実行します。
既存の共有パスのオプションを変更するには、次の手順を実行します。