share -o コマンドで rw、rw=、ro、または ro= オプションを使用する場合、NFS 障害モニターは、すべての Sun Cluster サーバーと関連付けられるすべての物理ホストまたは netgroups にアクセス権を付与すると最適に動作します。
share(1M) コマンドで、netgroups を使用する場合は、Sun Cluster のすべてのホスト名を適切な netgroup に追加してください。理想的には、読み取りと書き込みの両方のアクセス権をすべての Sun Cluster ホスト名に付与し、NFS 障害検証機能が正常に動作するようにします。
共有オプションを変更する前に、share_nfs(1M) のマニュアルページを参照し、有効なオプションの組み合わせを理解してください。
また、共有パスとオプションは Sun Cluster HA for NFS リソースをオフラインにしないで動的に変更できます。「NFS File System 上の共有パスを動的に更新する」を参照してください。
Sun Cluster HA for NFS リソースのオフライン時に NFS ファイルシステム上で共有オプションを変更するには、次の手順を実行します。
クラスタノード上にインストールするクラスタノード上でスーパーユーザーになります。
NFS リソースの障害モニターを無効にします。
# scswitch -n -M -j resource |
リソース障害モニターを無効にします。
新しい share オプションをテストします。
新しい共有オプションで dfstab.resource ファイルを編集する前に、新しい share コマンドを実行して、オプションの組み合わせが正しいことを確認してください。
# share -F nfs [-o specific_options] [-d “description”] pathname |
ファイルシステムタイプを NFS に指定します。
オプションを指定します。読み取りと書き込みの両方のアクセス権をすべてのクライアントに付与する rw の使用を推奨します。
追加するファイルシステムについての説明です。
共有するファイルシステムを指定します。
新しい share コマンドの実行に失敗した場合は、直ちに以前のオプションを使用してもう一度 share コマンドを実行してください。新しいコマンドが正しく実行された場合は、手順 4 に進んでください。
新しい共有オプションを使用し、dfstab. resource ファイルを編集します。
dfstab.resource ファイルからパスを削除する場合は、以下の手順を順に実行してください。
dfstab.resource ファイルにパスを追加する場合、またはこのファイルの既存のパスを変更する場合は、マウントポイントが正しいことを確認してから、dfstab.resource ファイルを編集します。
このファイルで使用する書式は、/etc/dfs/dfstab ファイルで使用される書式と同じです。各行は、share コマンドから成ります。
NFS リソースで障害モニターを有効にします。
# scswitch -e -M -j resource |