この節では、Sun Cluster HA for NFS のインストールと構成を計画する上で必要な情報を示します。
Solaris 10 以降では、次の Service Management Facility (SMF) サービスは NFS に関連付けられています。
/network/nfs/cbd
/network/nfs/mapid
/network/nfs/server
/network/nfs/rquota
/network/nfs/client
/network/nfs/status
/network/nfs/nlockmgr
Sun Cluster HA for NFS データサービスは、次の 3 つのサービスについてはプロパティー application/auto_enable を FALSE に、プロパティー startd/duration を transient に設定します。
/network/nfs/server
/network/nfs/status
/network/nfs/nlockmgr
この 3 つのサービスでは、これらのプロパティー設定によって次の動作が生じます。
この 3 つのサービスに依存するサービスが有効な場合、この 3 つのサービスは自動的には有効になりません。
エラーが発生した場合、SMF はこれらのサービスに関連付けられたデーモンを再起動しません。
エラーが発生した場合、SMF はこれらのサービスを再起動しません。
次の 2 つの状況を満たしている場合は、ループバックファイルシステム (LOFS) を使用しないでください。
Sun Cluster HA for NFS が高可用ローカルファイルシステムに構成されている。
automountd デーモンが稼働している。
これらの 2 つの状況を満たしている場合は、スイッチオーバー問題や障害を避けるため、LOFS を無効にする必要があります。これらの状況の一方だけを満たしている場合は、LOFS を有効にしても支障ありません。
LOFS と automountd デーモンの両方を有効にする必要がある場合は、Sun Cluster HA for NFS によってエクスポートされる高可用ローカルファイルシステムに含まれるファイルをすべて自動マウンタマップから除外してください。