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Sun Cluster Data Service for Oracle Real Application Clusters ガイド (Solaris OS 版)

Procedureクラスタから Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters を削除する

この作業を実行するクラスタノードは、クラスタモードで起動されていなければなりません。

手順

  1. クラスタの 1 つのノード上で、スーパーユーザーになります。

  2. このクラスタ内のすべての RAC サーバーリソースグループを削除します。

    これらのリソースグループの作成方法については、「Oracle RAC サーバーリソースを登録および構成するには」を参照してください。

    次のようにして RAC サーバーリソースグループを 1 つずつ削除します。

    1. リソースグループ内の各 RAC サーバーリソースを使用不可にします。

      リソースごとに次のコマンドを入力します。


      # scswitch -n -j resource
      -j resource

      使用不可にするリソースを指定します。

    2. リソースグループ内の各 RAC サーバーリソースを削除します。

      リソースごとに次のコマンドを入力します。


      # scrgadm -r -j resource
      -j resource

      削除するリソースを指定します。

    3. RAC サーバーリソースグループを削除します。


      # scrgadm -r -g rac-server-rg
      -g rac-server-rg

      削除するリソースグループを指定します。

  3. RAC フレームワークリソースグループを削除します。

    注 –

    以下の手順は、scsetup ユーティリティーを使って、この操作を実行する方法を説明しています。scrgadm ユーティリティーを使ってこの操作を実行する方法については、「scrgadm ユーティリティーを使って RAC フレームワークリソースグループを削除する」を参照してください。

    1. scsetup ユーティリティーを起動します。


      # scsetup

      scsetup のメインメニューが表示されます。

    2. データサービスのオプションに対応する番号を入力します。

      データサービス メニューが表示されます。

    3. Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters を設定するためのオプションに対応する番号を入力します。

      Sun Cluster Support for Oracle RAC メニューが表示されます。

    4. RAC フレームワークリソースグループを削除するためのオプションに対応する番号を入力します。

      scsetup ユーティリティーによって RAC フレームワークリソースグループが存在するクラスタノードのリストが表示されます。scsetup ユーティリティーからこれらのノードから RAC フレームワークリソースグループを削除することを確認するように求められます。

    5. scsetup ユーティリティーがリストされたノードから RAC フレームワークリソースグループを削除することを確認するには、y と入力します。

      scsetup ユーティリティーは、RAC フレームワークリソースグループおよびこのリソースグループに含まれるリソースをリストされたノード上から削除します。

  4. クラスタ内の各ノードを非クラスタモードで起動します。

  5. クラスタ内の各ノードから、Oracle Real Application Clusters データベースに使用しているストレージ管理スキーマ用の Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters ソフトウェアパッケージをアンインストールします。

    x86 のみ –

    x86 プラットフォームを使用している場合、以下のコマンドでは、SUNWudlm パッケージと SUNWudlm パッケージへの参照を無視します。

    • Solaris Volume Manager for Sun Cluster を使用している場合は、次のコマンドを入力します。


      # pkgrm SUNWscucm SUNWudlm SUNWudlmr SUNWscmd

    • クラスタ機能を備えた VxVM を使用している場合は、次のコマンドを入力します。


      # pkgrm SUNWscucm SUNWudlm SUNWudlmr SUNWcvmr SUNWcvm

    • ハードウェア RAID、Sun StorEdge QFS、Network Appliance NAS デバイス、またはボリュームマネージャーの装備されていない ASM を使用している場合は、次のコマンドを実行します。


      # pkgrm SUNWscucm SUNWudlm SUNWudlmr SUNWschwr
    注 –

    クラスタをリブートしたときに、UCMM (userland cluster membership monitor) デーモン ucmmd が起動するのを防ぐには、Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters ソフトウェアパッケージをアンインストールする必要があります。