クラスタファイルシステムに格納できるのは、Oracle Real Application Clusters と関連付けられた次のファイルだけです。
Oracle RDBMS バイナリファイル
Oracle CRS バイナリファイル
Oracle 構成ファイル (たとえば、init.ora、tnsnames.ora、listener.ora、sqlnet.ora)
システムパラメータファイル (SPFILE)
警告ファイル (たとえば、alert_ sid.log)
追跡ファイル (*.trc)
保存された再実行ログファイル
フラッシュバックログファイル
Oracle クラスタレジストリ (OCR) ファイル
Oracle CRS 投票ディスク
クラスタファイルシステムには、データファイル、コントロールファイル、オンライン再実行ログファイル、Oracle 回復ファイルを格納してはいけません。
保存された再実行ログファイルに書き込む際の入出力性能は、保存された再実行ログファイルのデバイスグループがどこにあるかによって異なります。パフォーマンスを最適にするために、保存された再実行ログファイル用のプライマリのデバイスグループは、Oracle Real Application Clusters データベースインスタンスと同じノード上に置くようにしてください。このデバイスグループには、データベースインスタンスの保存された再実行ログを保持するファイルシステムが含まれています。
クラスタファイルシステムと Sun Cluster 3.1 を併用している場合は、デバイスグループの二次ノードの望ましい数を増やすことを検討してください。デバイスグループの二次ノードの望ましい数を増やすことで、クラスタの可用性を改善できます。デバイスグループの二次ノードの望ましい数を増やすには、numsecondaries プロパティーを変更します。詳細は、『Sun Cluster の概念 (Solaris OS 版)』の「多重ポートディスクデバイスグループ」を参照してください。
クラスタファイルシステムの作成方法の詳細は、次のマニュアルを参照してください。