SAP とデータベースのインストールを確認する (セントラルインスタンス)

次の手順で、SAP のセントラルインスタンスを確認します。セントラルインスタンスが動作する可能性のあるすべてのノードで、次に手順を実行します。

手順

1. ネットワークリソースやセントラルインスタンスリソースを収容するフェイルオーバーリソースグループを作成します。

   # scrgadm -a -g sap-ci-resource-group [-h nodelist]

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   注 –

   scrgadm(1M) コマンドで -h オプションを使用して、SAP セントラルインスタンスを実行できるノード群を選択します。

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2. ネームサービスデータベースに、使用するすべてのネットワーク資源が追加されているか確認します。

3. フェイルオーバーリソースグループにネットワークリソース (論理ホスト名) を追加します。

   # scrgadm -a -L -g sap-ci-resource-group -l ci-logical-hostname [-n netiflist]

4. リソースグループを有効にします。

   scswitch(1M) コマンドを実行して、リソースグループを管理状態におき、オンラインにします。

   # scswitch -Z -g sap-ci-resource-group

5. セントラルインスタンスリソースグループを含むクラスタメンバーにログインします。

6. データベースが動作していることを確認します。

7. セントラルインスタンスを手動で起動します。

8. 論理ホスト名を使って SAP GUI を起動し、SAP の初期設定が正しく行なわれることを確認します。

   デフォルトのディスパッチャーポートは 3200 です。

9. セントラルインスタンスを手動で停止します。

10. リソースグループを、セントラルインスタンスが動作する可能性がある別のクラスタメンバーに切り替えます。

    # scswitch -z -h node -g sap-ci-resource-group

11. セントラルインスタンスを収容できる各クラスタノード上で、セントラルインスタンスの起動と停止を確認するまで、手順 5 から手順 9までを繰り返します。

次の手順

「SAP フェイルオーバーアプリケーションサーバーを確認する」に進みます。