次の手順で、セントラルインスタンスまたはフェイルオーバーアプリケーションサーバー用のロックファイルを設定します。
sapstart 実行ファイルの最新のパッチをインストールします。ロックファイルの設定には、このパッチが必要です。
セントラルインスタンスのロックファイルまたはフェイルオーバーアプリケーションサーバーのロックファイルをクラスタファイルシステム上で作成します。
sapstart がインスタンスの起動に使用するプロファイルを編集し、セントラルインスタンスまたはフェイルオーバーアプリケーションサーバー用に新しい SAP パラメータ sapstart/lockfile を追加します。これは、startsap スクリプトのパラメータとして sapstart に渡されるプロファイルです。
セントラルインスタンスの場合は、次のように入力します。
sapstart/lockfile =/usr/sap/SID/ Service-StringSystem-Number/work/startup_lockfile |
フェイルオーバーアプリケーションサーバーの場合は、次のように入力します。
sapstart/lockfile =/usr/sap/SID/ Dinstance-id/work/startup_lockfile |
新しいパラメータ名
セントラルインスタンスの作業ディレクトリ
フェイルオーバーアプリケーションサーバーの作業ディレクトリ
Sun Cluster HA for SAP が使用するロックファイル名
SAP がロックファイルを作成します。
ロックファイルのパスは、クラスタファイルシステムに配置する必要があります。ロックファイルのパスを各ノードにローカルで配置すると、複数のノードから同じインスタンスが起動されるのを防止できません。