次の手順で、Sun Cluster HA for SAP liveCache が正しくインストールされて構成されているかどうかを確認します。次の表を参考に、liveCache データベースのさまざまな状態を理解してください。
状態 |
説明 |
---|---|
OFFLINE |
liveCache は動作していません。 |
COLD |
liveCache を管理作業に使用できます。 |
WARM |
liveCache はオンラインです。 |
STOPPED INCORRECTLY |
liveCache は不適切に停止しました。これは、liveCache の起動または停止時に発生する一時的な状態の 1 つでもあります。 |
ERROR |
現在の状態を判別できません。これは、liveCache の起動または停止時に発生する一時的な状態の 1 つでもあります。 |
UNKNOWN |
これは、liveCache の起動または停止時に発生する一時的な状態の 1 つです。 |
liveCache リソースが含まれるリソースグループに対応するノードにログオンし、障害モニターが正しく動作するかどうかを確認します。
すべての liveCache プロセスを停止することによって、liveCache を異常終了させます。
Sun Cluster ソフトウェアが liveCache を再起動します。
この動作を確認できない場合は、「Sun Cluster HA for SAP liveCache を登録して構成する」の手順 2 と手順 3 を正しく実行していない可能性があります。
# ps -ef|grep sap|grep kernel # kill -9 livecache-processes |
LC10 の Stop liveCache ボタンを使用するか、または lcinit コマンドを実行することによって、liveCache を終了します。
Sun Cluster ソフトウェアは liveCache を再起動しません。ただし、liveCache リソース状態メッセージは、ユーザーが LC10 の Stop liveCache ボタンまたは lcinit コマンドを使用することによって、liveCache を Sun Cluster ソフトウェアの制御外で停止したことを示します。liveCache リソースの状態は UNKNOWN です。ユーザーが LC10 の Start liveCache ボタンまたは lcinit コマンドを使用することによって、 liveCache を正常に再起動した場合、Sun Cluster HA for SAP liveCache Fault Monitor はリソースの状態と状態メッセージを更新して、liveCache が Sun Cluster ソフトウェアの制御下で動作していることを示します。
この動作を確認できない場合は、「Sun Cluster HA for SAP liveCache を登録して構成する」の手順 2と手順 3を正しく実行していない可能性があります。
SAPのGUI を使用してユーザー DDIC で SAP AOP にログオンし、トランザクション LC10 を使用して liveCache が正しく起動することを確認します。
ユーザー root として、liveCache リソースグループを別のノードに切り替えます。
# scswitch -z -g livecache-resource-group -h node2 |
SAP xserver リソースに対応するノードにログオンし、障害モニターが正しく動作するかどうかを確認します。
すべての SAP xserver プロセスを停止することによって、SAP xserver を異常終了させます。
# ps -ef|grep xserver # kill -9 xserver-process |