Solaris ゾーン をインストールおよび構成するには、次の作業が必要です。
インストールと構成を行うゾーンごとに、この作業を実行します。ここでは、Sun Cluster HA for Solaris Containers とともに使用するように Solaris ゾーン をインストールするための、特別な要件についてのみ説明します。Solaris ゾーン のインストールと構成の詳細については、『Solaris のシステム管理 (Solaris コンテナ : 資源管理と Solaris ゾーン)』を参照してください。
SUNW.HAStoragePlus リソースタイプを登録します。
# scrgadm -a -t SUNW.HAStoragePlus |
フェイルオーバーリソースグループを作成します。
# scrgadm -a -g solaris-zone-resource-group |
ゾーンのディスク記憶装置に対応するリソースを作成します。
# scrgadm -a -j solaris-zone-has-resource \ -g solaris-zone-resource-group \ -t SUNW.HAStoragePlus \ -x FilesystemMountPoints=solaris-zone-instance-mount-points |
(省略可能) ゾーンの論理ホスト名に対応するリソースを作成します。
# scrgadm -a -L -j solaris-zone-logical-hostname-resource-name \ -g solaris-zone-resource-group \ -l solaris-zone-logical-hostname |
# scswitch -Z -g solaris-zone-resource-group |
スケーラブルリソースグループを作成します。
# scrgadm -a -g solaris-zone-resource-group \ -y Maximum_primaries=max-number \ -y Desired_primaries=desired-number |
# scswitch -Z -g solaris-zone-resource-group |
ゾーンのインストールの詳細については、『Solaris のシステム管理 (Solaris コンテナ : 資源管理と Solaris ゾーン)』を参照してください。
Sun Cluster を使用してゾーンを配備するための次の要件を決定します。
配備する Solaris Zone インスタンスの数。
クラスタファイルシステムは、各 Solaris Zone インスタンスにより使用されます。
ゾーンをインストールします。
インストールするゾーンをフェイルオーバーゾーンにする場合、ゾーンのゾーンパスは高可用性ローカルファイルシステムを指定する必要があります。ファイルシステムは、手順 3 で作成した、SUNW.HAStoragePlus リソースにより管理する必要があります。
# zlogin -C zone |
ゾーンを構成するよう求めるプロンプトが表示されます。
プロンプトに従ってゾーンを構成します。
作成されたゾーンを構成したあと、/etc/zones/index ファイルには 1 つのエントリが存在します。
ゾーンのコンソールから切断します。
ゾーンに対して定義したエスケープシーケンスを使用します。エスケープシーケンスを定義していない場合は、次のデフォルトのエスケープシーケンスを使用します。
# ~. |
/etc/zones/index の内容を表示して、新しいゾーンのインデックスエントリを決定します。
「フェイルオーバー構成でのゾーンの実行を有効にする」のための、新しいゾーンのインデックスエントリが必要です。
# cat /etc/zones/index |
クラスタ内の全ノードでゾーンを使用できるようにします。
各クラスタノードで次の手順を実行します。