ここでは、Sun Cluster HA for N1 Service Provisioning System にのみ適用されるソフトウェアとハードウェア構成の制限事項を示します。
すべてのデータサービスに適用される制限事項については、『Sun Cluster Release Notes』を参照してください。
Sun Cluster HA for N1 Service Provisioning System はフェイルオーバーデータサービスとしての構成のみが可能 — N1 Grid Service Provisioning System の各コンポーネントは、フェイルオーバーデータサービスとしてのみ稼働します。したがって、Sun Cluster HA for N1 Service Provisioning System のコンポーネントはすべて、フェイルオーバーデータサービスとして稼働するように構成する必要があります。
N1 Grid Service Provisioning System コンポーネントは共有記憶装置にインストールする — Master Server と Local Distributor は、共有記憶装置にインストールする必要があります。論理ホスト上でバインドするように構成されるリモートエージェントも、共有記憶装置にインストールする必要があります。
Sun Cluster リソースは raw 通信と ssl 通信の N1 Grid Service Provisioning System Remote Agent にだけ構成する —Remote Agent に ssh 通信が設定されていると、Master Server は Remote Agent の起動と停止を接続ごとに行います。この場合、Sun Cluster リソースは不要です。ssh 通信の場合は、N1 Grid Service Provisioning System Remote Agent を共有記憶装置にインストールし、1 つのクラスタノードから残りのノードに ssh キーをコピーする必要があります。これにより、すべてのクラスタノードが同じ ssh パーソナリティーを持つようになります。
これらの制限を守らないと、データサービスの構成がサポートされない場合があります。