Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアでは、パートナークラスタ間の距離は制限されていません。パートナークラスタは、パートナーシップによってホストされる保護グループをサポートする上でデータ複製接続を必要とします。パートナークラスタは、クラスタ間でのデータ複製をサポートするように、互換性を持たせて構成する必要があります。
Sun Cluster Geographic Edition 製品は、シングルノードクラスタからシングルノードクラスタ、マルチノードクラスタからシングルノードクラスタ、およびマルチノードクラスタからマルチノードクラスタヘの複製をサポートします。主クラスタと二次クラスタは、それらのデータ複製方法に互換性がある場合、Sun Cluster 製品がサポートしている任意の構成を使用できます。互換性のレベルは、各データ複製製品によって異なります。
データ複製のための接続は、次の要件によって決まります。
パートナークラスタ間の距離
複製されるデータの量
データ複製の構成パラメタ
Sun Cluster Geographic Edition 製品では、データ整合性と通信コストのバランスをとることができます (この場合、データ整合性とは許容しうるデータ損失の量です)。
次の図は、2 ノードクラスタから 1 ノードクラスタにデータを複製する構成を示しています。