ソフトウェアのインストールを始める前に、次の準備を行います。
全クラスタの各ノードで、クラスタ構成用の必要なすべてのパッチがインストールしてあることを確認します。
パッチの場所とインストール手順については、『Sun Cluster Geographic Edition 3.1 8/05 ご使用にあたって』の「パッチと必須ファームウェアのレベル」を参照してください。
構成の計画およびインストール方法を検討する上で参考となる、次の情報を参照します。
『Sun Cluster Geographic Edition 3.1 8/05 ご使用にあたって』 – 制限事項、バグ、回避策、そのほかの最新情報
すべてのサードパーティー製ソフトウェア製品のマニュアル
これらのガイドラインに従い、次に示す手順で対話式の installer ユーティリティーを使用します。
対話式 installer を使用すると、先行入力が可能になります。したがって、次のメニュー画面がすぐに表示されなくても、Enter キーを押すのは一度だけにしてください。
特に指定がある場合を除き、Control-D キーを押すと、関連する一連の質問の最初に戻るか、メインメニューに戻ります。
前のセッションのデフォルトの回答が、質問の最後に角かっこ ([ ]) で囲まれて表示されます。入力せずに角かっこ内の回答を入力するには、Enter キーを押します。
テキストベースインタフェースで installer ユーティリティーを使用するには、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをインストールするクラスタでスーパーユーザーになります。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアは、クラスタの全ノードにインストールする必要があります。
% su |
CD-ROM ドライブに Sun Cluster Geographic Edition CD-ROM を挿入します。
installer ユーティリティーがある CD-ROM のルートディレクトリに移動します。
# cd cd-root/Solaris_sparc/Product/sun_cluster_geo |
テキストベースインタフェースを使用することを示す - nodisplay オプションを使用して、installer ユーティリティーを起動します。
# ./installer -nodisplay |
インストーラページの指示に従って、Sun Cluster Geographic Edition フレームワークソフトウェアをクラスタにインストールします。
インストールが完了すると、インストールログを表示できます。
途中でインストーラを終了するには、! 文字を入力します。
「標準」または「カスタム」インストールを選択します。
「標準」インストールでは、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのコアコンポーネントとともに Sun Cluster Geographic Edition データ複製もインストールされます。
「カスタム」インストールでは、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのコアコンポーネントがインストールされます。
ソフトウェアのロケールを選択します。
選択した言語が、選択したすべてのコンポーネントに対してインストールされます。言語を選択するたびに追加パッケージがインストールされ、インストールに必要なディスク容量が増えます。英語は常にインストールされます。
「カスタム」インストールを選択した場合、インストールする必要がある Sun Cluster Geographic Edition データ複製を選択します。
インストールする必要があるソフトウェアコンポーネントをすべて選択したことを確認します。
CD-ROM に含まれていないディレクトリに移動し、CD-ROM を取り出します。
# eject cdrom |