Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理

ProcedureSun StorEdge Availability Suite 3.2.1 保護グループを変更する方法

始める前に

保護グループの構成を変更する前に、変更する保護グループがローカルに存在していることを確認します。

手順
  1. クラスタノードの 1 つにログインします。

    この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。

  2. 保護グループの構成を変更します。

    このコマンドでは、ローカルクラスタ上の保護グループのプロパティーを変更します。パートナークラスタ上に同じ名前の保護グループが含まれている場合、このコマンドは、パートナークラスタにも新しい構成情報を伝達します。


    # geopg set-prop -p property-settings[-p...] protection-group-name
    
    -p property-setting

    保護グループのプロパティーを設定します

    設定できるプロパティーについての詳細は、付録 A 「Sun Cluster Geographic Edition の標準プロパティー」を参照してください。

    protection-group-name

    保護グループの名前を指定します

    Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアでサポートされる名前と値については、付録 B 「Sun Cluster Geographic Edition エンティティーに使用できる名前と値」を参照してください。

    geopg コマンドの詳細は、geopg(1M) のマニュアルページを参照してください。


例 7–3 保護グループの構成の変更

次に、例 7–2 で作成した保護グループの timeout プロパティーを変更する例を示します。


# geopg set-prop -p Timeout=300 avspg

変更した保護グループをデータ複製サブシステムで検証する

geopg set-prop コマンドを起動すると、構成情報が更新されている保護グループがデータ複製サブシステムによって再度検証されます。ローカルクラスタ上で検証に失敗した場合、保護グループの構成は変更されません。成功した場合、Configuration 状態は ローカルクラスタで OK に設定されます。

ローカルクラスタ上で Configuration 状態が OK になっていても、パートナークラスタ上で検証に失敗した場合、パートナークラスタ上の Configuration 状態が Error に設定されます。