Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理

ProcedureSun StorEdge Availability Suite 3.2.1 保護グループを削除する方法

始める前に

各クラスタ上の保護グループを削除するには、保護グループが存在する各クラスタで geopg delete コマンドを実行します。

保護グループを削除するには、次の条件が満たされているかをまず確認する必要があります。


注 –

アプリケーションリソースグループをオンラインにしたまま保護グループを削除するには、削除対象の保護グループからアプリケーションリソースグループを除去する必要があります。


手順
  1. 保護グループを削除するクラスタ (例: cluster-paris) 上のノードの 1 つにログインします。

    cluster-paris は主クラスタです。クラスタの構成例については、図 2–1 を参照してください。

    この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。

  2. 保護グループを削除します。

    このコマンドは、ローカルクラスタから保護グループの構成を削除します。また、削除対象の保護グループに含まれる、各デバイスグループの軽量リソースグループと複製リソースグループも削除されます。


    # geopg delete protection-group-name 
    
    protection-group-name

    保護グループの名前を指定します

    削除に失敗した場合、Configuration 状態は Error に設定されます。エラーの原因を修正し、geopg delete コマンドを再実行します。


例 7–5 保護グループの削除

次に、両方のパートナークラスタから保護グループを削除する例を示します。


# rlogin cluster-paris -l root
cluster-paris# geopg delete avspg
# rlogin cluster-newyork -l root
cluster-newyork# geopg delete avspg


例 7–6 アプリケーションリソースグループをオンラインにしたまま保護グループを削除する

次に、2 つのアプリケーションリソースグループ apprg1apprg2 をオンラインにしたまま、その保護グループ avspg を削除する例を示します。保護グループからアプリケーションリソースグループを除去し、続いて保護グループを削除します。


# geopg remove-resource-group apprg1,apprg2 avspg 
# geopg stop -e global avspg
# geopg delete avspg