この節では、『Sun Cluster Geographic Edition のインストール』に含まれる記述の誤りと記載漏れについて説明します。
問題の概要:『Sun Cluster Geographic Edition のインストール』には、次の要件が記載されていません。
クラスタ内のすべてのノードに同じデフォルトロケールを指定する必要があります。
『Sun Cluster Geographic Edition のインストール』の「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを有効にする」には、作業要件として、クラスタはセキュリティー証明書を使用するセキュアクラスタ通信 (セキュリティー保護されたクラスタ通信) が行われるように構成する必要があることも記載する必要があります。セキュリティー証明書を使用するセキュアクラスタ通信が行われるようにクラスタが構成されていないと、多数の Sun Cluster Geographic Edition コマンドが失敗します。
対処方法:この手順を開始する前に、クラスタ内のすべてのノードが同じデフォルトロケールで稼働しているかを確認するとともに、セキュリティー証明書を使用するセキュアクラスタ通信を行うようにクラスタが構成されているかを確認します。
問題の概要:『Sun Cluster Geographic Edition のインストール』の「パートナークラスタに証明書をインストールする」には、cacaoadm start コマンドを使用して各クラスタの各ノードで共通エージェントコンテナを再起動する必要があると記載されています。
対処方法:共通エージェントコンテナの再起動には、cacaoadm restart コマンドを使用します。